日刊IWJガイド「宜野湾市長選挙告示前日! 安倍総理は数字のトリックで『有効求人倍率1.0』を演出 そして気になる野党共闘の行方は?」2016.1.16日号~No.1220号~


■■■ 日刊IWJガイド「宜野湾市長選挙告示前日! 安倍総理は数字のトリックで『有効求人倍率1.0』を演出 そして気になる野党共闘の行方は?」2016.1.16日号~No.1220号~ ■■■
(2016.1.16 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

 昨日の国会で、「緊急事態条項」に関して無視できない質疑がありましたので、さっそくですがご紹介させていただきます。

 昨日15日から2015年度補正予算案を審議する参院予算委員会が始まりましたが、そのなかで 質問に立った自民党・片山さつき議員が、安倍総理に対して、憲法を改正し、緊急事態条項を創設すべきではないかと水を向けたというのです。この質問に対し、安倍総理はここぞとばかりに「大規模災害時に国民の安全を守るため、国家、国民自らがどのような役割を果たすべきかは極めて重く大切な課題だ」と演説をぶち、「緊急事態条項」の議論を加速させる考えを示しました。

 「緊急事態条項」とは、災害や戦争などの有事を口実に憲法を一時停止し、内閣に強大な権限を与える一方で人権を著しく制限する「ナチスの手口」に他なりません。ましてや片山氏は、「国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基本的考え方です」などとのたまい、堂々と人権を否定する危険人物。そんな彼女らに緊急事態条項という「ジョーカー」を与えてしまえば、いかに恣意的に乱用されるかは火を見るより明らかです。

 ちなみに片山氏は自民党憲法改正草案の起草委員のひとり。つまり、国会質問の名を借りて、自身が作成した改憲草案を総理とともに猛プッシュするという「茶番」が演じられたということですね。そしてNHKは19時のニュースで緊急事態条項の危険性に触れることなく、当該質疑部分を無批判に垂れ流したとの情報も寄せられています。これについては明日以降の日刊IWJガイドでも、詳しく報じたいと思います。

 さて、IWJでは毎月15日、期限までに会費をお支払いいただけなかった方に、涙をのんで会員サービスを一時停止させていただいています。今月は、残念ながら、195名の方が、期日までに納入が間に合わず、会員サービス一時停止の手続きを取らせていただきました。

 会費の納付が遅れますと、アーカイブの視聴などができなくなります。もちろん、いったん、サービスが停止されても、会費をご入金いただけましたら、会員としてサービス再開ができますので、お支払いをお忘れの方は、ぜひ、お早目に、ご納付をお願いいたします。

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 IWJの取材活動は、会員の皆さまによるご支援によって成り立っています。「饗宴VI」の2次会では、非常に多くの会員の方から「頑張って!」「応援しているよ!」と声をかけていただき、会員の皆さまあってのIWJであると改めて実感しました。

 今年の夏には、「天王山」である参議院議員選挙が行われます。この選挙で自民・公明の与党およびおおさか維新の改憲勢力が大勝するようなことがあれば、これまでの安倍政権の「暴走」に国民がお墨付きを与えたことになり、その先には「明文改憲」による「緊急事態条項」の創設が待っています。

 昨日、山形県の庄内地方へ講演に行ってきた岩上さんは、既存メディア頼みの地方では、まだまだ緊急事態条項の危険性が浸透していないことを痛感したと言っていました。テレビ朝日、TBSと、大メディアの看板ニュース番組では次々とニュースキャスターやコメンテーターが降板させられています。それに代替する独立メディアがない場合、何が起きているか、まったくわからない状態で取り返しのつかない一線を踏み越えてしまいかねません。

 講演のあと、地方紙の幹部の方が岩上さんと名刺交換をしたそうですが、その際、「今日の講演を記事にしますから」と言ったそうです。その際、そばにいた人が、「今日聞いた話、全部書けるのかい?」とたずねると、「いや、とてもムリだ」と即答したそうです。ものすごく正直な地方紙の方だったそうです。

 印象としては、岩上さんの顔と名前は知っていても、IWJのことは知らない人(JAの幹部と地元中小企業の経営者ら)ばかりだったようです。

 まだまだ、IWJが頑張らなければなりません!

 あと半年しかありませんが、それまでの間に、日本中の隅々にまで、「緊急事態条項」の危険性を伝えていかなければなりません。もちろん、それだけでなく、TPP、原発の再稼働、米軍による辺野古新基地建設問題、歴史認識とヘイトスピーチ問題など、タブーをものともせずに、IWJは全力で報じていきますので、どうぞ会員にご登録いただき、IWJの活動をご支援ください!

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 さて、今日の日刊IWJガイドでは、明日にも告示を迎える宜野湾市長選挙の状況や、野党共闘の行方、アベノミクスのカラクリなどについてレポートします!

 まずは、辺野古新基地建設問題にダイレクトに絡む宜野湾市長選挙の行方について、原佑介記者からの報告です!

■運命の宜野湾市長選・告示前日! 9900人の市民の個人情報を無断で自衛隊に提供していた宜野湾市~佐喜真市長は園児に「教育勅語」を唱和させる「異常」な大会で閉会の辞!

 おはようございます!原です。

 石破茂・地方創生担当相が昨日の会見で、「SMAP解散危機は『キャンディーズ』の解散にも匹敵するような大きな出来事だ」と語ったことには笑いました。石破大臣が若き頃にキャンディーズの追っかけをしていたことは有名ですよね。

 徴兵制は違憲ではない、国防軍の命令に背いた兵士には死刑か懲役300年もありえる、といった認識をお持ちの石破大臣ですが、自身が呑気にキャンディーズを追っかけていられたのも平和な日本があったからこそ。石破大臣には、ぜひともSMAPファンの若者を戦場に送らなくてもいいような政策を期待したいと思います。

 では本題に入ります。日本の戦争参加に密接に関わる重要な選挙でもある、沖縄県・宜野湾市長選。明日17日が告示日で、現職の佐喜真淳氏(自民・公明推薦)と、翁長雄志県知事が率いる「オール沖縄」の支援を受ける志村恵一郎氏の一騎打ちとなる見通しです。米海兵隊の普天間飛行場を抱える宜野湾市ですから、やはり辺野古新基地建設の是非が大きな争点となりますが、現在、数ポイント差でせめぎ合う大接戦の情勢だそうです。

 佐喜真市長は、「普天間基地の固定化を絶対に避ける」としながらも、辺野古移転については立場を濁しています。対する志村氏は普天間飛行場について「県内や県外、国外という移設の条件を付けない閉鎖返還もあり得るとの立場だ」として辺野古移設阻止を前面に掲げています。

 どちらの政策を支持するかは、もちろん宜野湾市民の皆さんが決めることですが、投票前にこれだけは意識しておいていただきたい情報があるので紹介します。

 ひとつは、沖縄県宜野湾市が昨年5月(まさに安保法案が国会に提出されるという時期)に、自衛隊の求めに応じて、入隊適齢期(18~26歳)約9900人の住所・氏名などの記載された名簿を、本人の同意も得ずに提供していた「個人情報提供」の問題です。琉球新報が昨年10月に報じたことで発覚しました。

 一見、自衛隊法の例外規定で適法だそうですが、個人情報保護条例の趣旨を踏み外していることは確かです。入隊適齢者のいる世帯に対し、自衛官募集のパンフレットを届けることが目的だったということですが、安保法制が成立し、戦争の気運が高まるなか、米軍基地を抱え、戦争リスクも格段に高い宜野湾市が、進んで若者を戦争に駆り立てるような行為に及んでいたわけですから深刻です。

 もうひとつは、佐喜真市長が閉会の辞を述べた「沖縄県祖国復帰42周年大会」の問題です。2年前に開催されたこの大会が、今になって「まるで北朝鮮だ」とネットで話題を呼んでいます。

 大会のオープニングでは、地元の園児が日の丸のワッペンをつけた体操着姿で登場し、「逆立ち歩き」「跳び箱」をさせられ、それが終わると、全員で「立派な日本人となるように、心から念願するものであります」と、「教育勅語」を一斉唱和させられているのです。異常としか言いようがありません。

 教育勅語は1890年に明治天皇の言葉として出され、その論旨は「重大事態には天皇のために命を投げ出せ」と子どもたちに自己の命よりも天皇制国家への忠誠心や愛国心を刷り込むものでした。戦前、日本国民は「国民」ですらなく、天皇に忠実に従属する「臣民」でしかなく、非常に制限された人権しか認められていませんでした。戦前の明治憲法下の日本では、自然権としての基本的人権が十二分には認められていませんでした。実際に教育勅語を暗記・暗唱させられた無垢な国民、もとい「臣民」が、戦争で命を失ったのです。

 「沖縄県祖国復帰42周年大会」は日本会議の中地昌平・沖縄県本部会長が開会宣言もしており、大会の模様は一部始終、日本会議のホームページで報告されています。憲法改正を目指す「美しい日本の憲法をつくる国民の会」同様、実態は日本会議ということでしょう。

※2015/11/12 「ついに野心むき出しに! 『偽装愛国集団』日本会議と安倍政権がいよいよ憲法破壊に向けて宣戦布告! 『自民党改憲阻止』こそ野党連合の大義名分ではないのか!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274700

※日本会議ホームページ「【動画】沖縄県祖国復帰42周年大会(5月10日)」
https://www.nipponkaigi.org/activity/archives/6683

 この問題についてはさらなる続報も必要かと思いますので、IWJのほうで調べを進めていきたいと思います。いずれにしても、忍び寄る軍国主義を受け入れるか、はねのけるか、注目せざるを得ない選挙あることは間違いありません。IWJは宜野湾市長選を追いますので、ぜひ、IWJの取材活動をご支援ください!

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 原記者、ありがとうございました! 続いては安道幹記者より、昨日また動きがあった「野党共闘」の行方について、レポートしてもらいます!

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.16 Sat.**

【IWJ_OKAYAMA1】13:00~「『立憲主義と民主主義のために戦争法廃止2000万署名の成功を』総掛かり大宣伝行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okayama1
※「ストップ戦争法!総がかり岡山実行委員会」主催による、宣伝行動の模様を中継します。

【IWJ_OKAYAMA2】13:30~「低線量被ばくによる健康被害-収束見透しのない事故現場と帰還政策- ―講師 崎山比早子氏(医学博士)」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okayama2
※放射線医学総合研究所の元主任研究官で、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)の委員も務めた、崎山比早子氏が登壇する講演会を中継します。

【IWJ_HYOGO1】13:30~「市民社会フォーラム第170回学習会-市民による市民のための選挙の可能性 平和と民主主義、立憲主義を取り戻すために」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1
※ゲストに、泥 憲和氏(元自衛官)、脇田燦志朗氏(SEALDs KANSAI)、FUSAE氏(SADL)、宮崎勝歓氏(安保関連法に反対するママと有志の会@兵庫)、八木和也氏(あすわかひょうご)らを迎えておこなわれる、市民社会フォーラム主催の学習会を中継します。

【IWJ_KYOTO1】14:00~「『憲法と京都 京都の15人が、憲法を語り行動する』出版記念会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※詩人 中村純氏が14人の京都の人々の想いを聴いたインタビュー集 『憲法と京都 京都の15人が、憲法を語り行動する』の出版記念会を中継します。

【IWJ_NIIGATA1】14:00~「防災シンポジウム『複合災害における防災を考える~中越地震・中越沖地震・東日本大震災の経験を踏まえて~』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※「新潟県弁護士会」主催の防災シンポジウムを中継します。内容は、東日本大震災避難者から避難状況についての報告、県内の防災関係者を対象とした防災アンケート調査の検証など。

【IWJ_IBARAKI1】14:00~「福島の今 ―いまは福島のこと、いつかはあなたの町のこと―」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
※事故後丸5年を目前にしている今、福島では何が起きているのか?原発の危険と健康被害を訴え続けている飛田晋秀さん、木幡ますみさん、木田節子さんを招いておこなわれるお話会の模様を中継します。

【Ch4】18:30~「第101回市民憲法講座 辺野古の海に基地はいらない!―沖縄のたたかいは今―お話:加藤 裕さん(前沖縄弁護士会会長)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※第101回目の開催となる、「許すな!憲法改悪・市民連絡会」による憲法講座を中継します。お話は、裁判闘争をはじめ、現在も最前線で活動をしている、前沖縄弁護士会会長の加藤裕弁護士。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.17 Sun.**

【IWJ_KYOTO1】13:30~「『原発からの命の守り方を学ぶ』八幡のつどい 講師:守田 敏也さん (篠山市原子力災害対策検討委員)」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※篠山市の原子力災害検討委員を務める、守田敏也氏を講師に迎えておこなわれる講演会を中継します。

【IWJ_KYOTO2】14:00~「1.17スリランカ―沖縄報告会『軍事力で紛争は解決できない ~スリランカから沖縄へ』
―基地のある島々と平和へのプロセス―」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto2
※スリランカにおける紛争を克服するために対話の可能性を追求してきた、ジュード・ラル・フェルナンド氏(ダブリン、トリニティ・カレッジ准教授)による、スリランカ
―沖縄報告会を中継します。

【再配信・Ch1】20:00~「岩上安身による民主党 長妻昭代表代行インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※2015年12月9日におこなわれた、岩上安身による民主党 長妻昭代表代行インタビューを再配信します。

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(前半の続き)…

■「連合」会長が野党共闘に難色示す!野党統一候補の擁立はますます困難か? いやいや、諦めるのはまだ早い!

 おはようございます。IWJの記者の安(あん)と申します。

 昨日15日の時事通信の報道によると、民主党の岡田克也代表が支持団体である「連合」の神津里季生会長と会談し、神津会長が野党統一候補について、「各地方で民主党が中心になって擁立した無所属候補を、後から共産党が応援することはあっても、最初からその輪の中に共産党があるのは違う」と述べ、共産党との選挙協力に否定的な見解を示したとのことです。

※共産との選挙協力に反対=連合会長(時事通信 1月15日、【URL】http://bit.ly/1SRjRxu

 民主党の筆頭支持団体である「連合」が共産党との選挙協力に難色を示したことで、今後、野党統一候補の擁立作業はますます難航することが予想されます。もともと共産党には「全労連」が、民主党には「連合」が、それぞれ労働組合の支持団体としてつき、お互いがいがみ合ってきた歴史があります。

 憲法改正を参院選の争点にすることを明言している安倍政権・与党を目の前にして、今一度、民主党や連合は野党共闘に向けて大局的な政治判断をしてほしいと思うのですが、もはや望み薄なのでしょうか。安倍総理ら、改憲勢力は、この「小異」の前にいがみ合う野党と支持者らの矮小さに、高笑いが止まらないことでしょう。

 この間、野党共闘に関しては、岩上さんが政治家へのインタビューを行ってきましたので、改めてご覧いただければ、と思います。

※2015/10/08 日本共産党が提唱する「国民連合政府」、その狙いと実現可能性に迫る! 世界的に追い風が吹く左派への支持を共産党は取りつけられるか? ~岩上安身による志位和夫委員長インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/269515

※2015/10/06 共産党捨身の「野党共闘」に反対し「7.1閣議決定による解釈改憲」を合憲と主張する民主党右派・長島昭久議員にインタビュー!日本会議、櫻井よしこ氏、アーミテージとの関わりも直撃!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/268897

※2015/10/23 「比例枠で『立憲民主党』を作る!」 来年夏の参院選に向け、民主党・阿部知子衆議院議員が秘策を披露~立憲主義と民主主義回復への道程について岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271750

 市民の望む野党共闘は、民主党のこうした煮え切らない態度のために、このまま頓挫してしまうのでしょうか? 私は、「悲観的になるのはまだ早い!」と思っています。

 先日、私が取材・中継した「選挙ジョッキー」座間宮ガレイさんの勉強会で初めて知ったことですが、現在、例えば石川県での野党側の候補者は「共産党の擁立候補」と「無所属統一候補(民主党と社民党が推薦)」で競合しています。さらに、この後者の「無所属統一候補」に「連合」の応援が入ることが決まったとのこと。これだけを見ると「共産党と民主党が、またいがみ合って・・・」となるのですが、ガレイさんによれば、「この形がとても順調なんだ!」というお話でした。

 なぜ順調なのか? それは、もし共産党が前面に出て「無所属統一候補」を支持してしまうと、「連合」の協力を得られなかった可能性が高いからです。また今後、無所属候補側に経済団体等の選挙協力を呼びこむことも難しくなるかもしれません。このように、共産党を一旦外して、野党側の票を広げておくことも大事な戦略なのだ!とのこと。

 そして最後の締めくくりとして、共産党がそっと「自主投票」に切り替えるとしたら、実質的な「野党共闘」が完成する、というのです(共産党は「自主投票」としつつ、水面下できっちり票をまとめておく。つまり民主党だけでなく、共産党側も、一段と踏み込んだ覚悟が今後試されるのかもしれません)。

 ガレイさんいわく、野党共闘には「順番が大事なんだ」とのこと。地方の共産党幹部は、この辺りの機微をよく心得ているようで、実際このようなやり方で、市町村レベルの選挙では自民党に勝っている事例もあるらしいのです。また、このような方法を含め、野党共闘には4つのパターンがあるらしいのですが、そのお話はまた改めて。まずは動画でご覧いただければと思います!

※2016/01/10 激おこ!選挙勉強会 全国ツアー第2弾 in 東京 ―座間宮ガレイ氏、古賀茂明氏(元経産省官僚)(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281835

 民主党がいつまでも鈍いからと言って、野党共闘を諦めるわけにはいきません。野党共闘のかたちは、実は「奥が深い世界」のようです。IWJは夏の参院選に向けて、全国各地の選挙区事情について、可能な限り取材していきますので、どうぞご注目ください!

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 安記者、ありがとうございました! 続いては佐々木記者に、アベノミクスのカラクリについてレポートしてもらいます!

■数字のトリックで「有効求人倍率1.0」を演出して大はしゃぎの安倍総理!列島全土に失業の嵐を吹かせるTPPを甘く見過ぎでは?

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 こんなことで、TPPに対峙できるのでしょうか。安倍総理は最近、アベノミクスが地方に波及しつつある根拠として、高知県の有効求人倍率が初めて1.0倍を超えたことを繰り返し取り上げています。

 確かに高知労働局によると、高知県の求人倍率は昨年9月、1963年の統計開始以来はじめて、仕事を探す人と仕事の件数が同じ1.00倍に達したといいます。しかし、東京新聞取材班が高知を歩いて調査したところ、どうやら、またいつもの安倍政権の「姑息な数字トリック」でした。

 分母にあたる「仕事を探す人」が、条件のいい仕事のある大都市圏へ流出していたのです。仕事を探す人が減れば、仕事の件数が変わらなくても有効求人倍率は上がります。なぜ流出しているかといえば、高知県内の仕事は非正規の割合が高く、正社員のみの求人倍率は昨年11月でなんと0.56倍と、全国では沖縄県に次いで低い数字だったのです…!

 まさに安倍総理がアピールする効果とは真逆。確かにアベノミクスが地方に波及しつつある根拠とは言えますが、それは、アベノミクスが「非正規労働を増やし(正規労働を減らし)、若者・求職者の生活を苦しくさせる効果」が波及した、というのが実態だったのです。

※2015/06/26 “ブラック社会”の合法化に王手!? 破壊される「労働者保護」の“戦後レジーム”
世界的な派遣大国、長時間労働国・日本の未来を問う――吉良よし子議員、笹山尚人弁護士に岩上安身が訊く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/250646

※【IWJブログ・特別寄稿】3年でクビ!? 正社員ゼロに!? 密かに進む労働者派遣法改正の策動を突く(中西基弁護士・非正規労働者の権利実現全国会議事務局)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/135006

 昨日の日刊ガイドでも取り上げましたが、最近、「アベ過ぎる」という新語が女子高生のあいだで流行っており、「馬鹿すぎる」「他人の話が聞けない」「聞かれたことに答えない・ごまかす」という意味らしいのですが、ここに、「悪びれもせずに真反対のことを言う」も付け加えて欲しいと思います。

■あふれる失業農家、一方で「働き口」は海外に移転--それでなぜ「雇用は減らない」と政府は断言できるのか

 そんな安倍総理が「アベノミクスの切り札」と銘打っているのが、TPPです。

※2015/11/26 【敗戦・TPP】「断固反対」だったはずがいつのまにか「アベノミクスの切り札」に!
官僚も代弁を放棄する安倍政権の手のひら返し ~民主党による官僚ヒアリング第6回
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/276423

 「アベ過ぎる」安倍総理のことですから、「切り札」とはもちろん、「日本の経済を破滅に導く切り札」という意味でしょう。

 まず、TPPで海外産の安いコメ、豚肉、牛肉、乳製品などの農作物・食料品が、大量に流入します。これまでのインフレ誘導努力など吹っ飛ぶほどの、猛烈なデフレ(物価下落)圧力がかかります。日本の農林水産業や、それに関わる加工業、生産業は軒並み破壊されます。それは政府も制御できないほどで、「これはヤバイ!」と考えて、下手に国内の特定業界を保護しようとすると、海外の投資家からISD条項によって訴えられ、超高額の賠償金を支払わされます。

 さらに、もっと凄まじいのが、国内の雇用、特に地方の雇用を壊滅させることです。

 政府は、TPPが農林水産業に大ダメージを与えることを認めています。そのため農家に、競争力強化や高収益の農産品への転換、収益のあがる(と政府が信じ込む)大規模農業化を迫っています。

 IWJでは、官僚が「TPPによるダメージ」を認めた民主党によるヒアリングの記事をアップしていますので、ぜひご覧ください。

※2015/11/05 【敗戦・TPP】 聖域を明け渡しても「影響なし」!?
自動車は米韓FTAより酷い惨敗…民主党による担当官僚ヒアリングで明らかになった「合意」の呆れた実態
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/273706

 しかし現在、農家はトラクターなどの機材購入などで、平均174万円の借金を背負っています。競争力強化や大規模化のための設備投資や、作物転換にともなうコストを賄う余裕はありません。政府のTPP対策補助金も、そのダメージを吸収できないことを、鈴木宣弘・東大教授などは指摘しています。

※2013/10/12 TPPで「聖域」撤廃か 自民党の「嘘」を鈴木宣弘教授が糾弾 「このままでは“限界列島”に」~岩上安身による東京大学・鈴木宣弘教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/106294

※2013/07/19 【IWJブログ:「TPPは政府が掲げるメリットとは逆行した帰結を生む」農業生産減少は地域産業に平均3.7倍の影響、関連産業で計11.7兆円減少
~大学教員の会が都道府県別の影響試算】
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/92177

※2013/05/22 「TPPは失うものは過去最大で、得られる利益は一番少ない」
全産業で10兆5000億円減、GDP4兆8000億円減、190万人が雇用喪失 ~大学教員の会が独自の影響試算を発表
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/80369

 これについてこれない小規模農家・家族農家、そして大規模農家の多くは、今後、路頭に迷うことになります。しかし日本政府は、韓国が米韓FTAで実施したような「廃業支援金」などは、「実施しない」と断言しています。

 というのも、政府はTPPにおいて、なんと「雇用の流動化によって雇用数は関税撤廃前と変わらない」と試算しているのです。

 失業した農家が10年後には100%別の職に就いている、というまったく空想的な前提です。

 現在、日本の農家の平均年齢は66歳です。その過半数が65歳以上の高齢者。10年後には過半数が75歳以上の後期高齢者になります。

 10年後には過半数が75歳以上の後期高齢者に。そのすべてがスムーズに新しい仕事を覚えて転職するなど到底不可能ですよね。なぜ、こんな矛盾だらけの試算を、政府は思い描けるのでしょうか?

 しかも政府は、TPPが国内産業に与える恩恵として、中小企業の海外進出を掲げています。ベトナムなど、日本の36分の1という安い労働力を使い、デフレ圧力に打ち勝とう、ということで、東南アジアへの事業所移転などを奨励しています。

 日本国内から、どんどん働き口が移転していくうえに、働き口を求める失業農家で、日本列島は溢れかえることになるという、ダブルパンチです。安倍政権にならって、どんなに楽観的に考えてみても、こうした事実を積み上げていくと、彼らのように「バラ色」の未来はとても想定できません。

 一番問題なのは、ここまで書いたような事実の一つひとつを、政府は想定せず、議論すらせず、同様にマスメディアも一切問題提起しないことです。IWJでは、このあまりに悲観的な未来を止めるためにも、この悲観的な事実を今、懸命に伝えていきたいと思います。

 本稿の問題提起については、現在、岩上さんが「ニュースのトリセツ」として詳しく解説するべく執筆中です。今しばらく、お待ちください!

 政府とマスメディアがひた隠す、TPPでの大幅譲歩の実態については、以下の動画記事をぜひご覧下さい!

※2015/11/11 【敗戦・TPP】「攻める」はずの自動車分野で「関税が永遠に撤廃されない可能性」も!?
日米並行協議での驚くべき譲歩内容が民主党による官僚ヒアリングで明らかに!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274515

※2015/11/19 【敗戦・TPP】公式言語に「日本語が存在せず」の衝撃!しかも日本政府は要求すらしていなかった!?民主党による官僚ヒアリングで明かされた安倍政権の理解不能な「怠慢」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/275531

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 佐々木記者、詳細なレポート、ありがとうございました! 次は太田美智子記者に、必読の3冊について、告知してもらいます!

■「物事の本質を追求する姿勢」と「現代日本を的確に理解する糧」のための2冊~『米国が隠す日本の真実』『「今を伝える」ということ』絶賛発売中です! 『前夜・増補改訂版』は再入荷予約受付中!

 おはようございます!太田美智子です。

 岩上さんが執筆陣の一人に加わった新刊『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』の企画立案者であり、執筆者の一人、木村朗・鹿児島大学教授は、「まえがき」で次のように書いています。

 「アメリカを起点とするファシズム化の波が、2001年の9.11事件以降、世界的規模で加速」しており、「現在の安倍政権の本質は、まさに『民主主義を装ったファシズム』」である。「なぜ今のような深刻な事態をまねくことになったのかという意識から、これまで隠されてきた日本の不都合な真実と米国の影を根源から問う」と。

 そして、「本書を読まれた方々が、『騙される者の責任』(無関心と沈黙は罪である)を自覚してこれまでの思考停止状態から脱して物事の本質を追及する姿勢を持てるようなきっかけとなれば望外の幸せ」と結んでいます。

 このような視点で企画された『米国が隠す日本の真実』は、木村氏の他、政治経済学者の植草一秀氏、元衆議院議員の川内博史氏、岩上さんの4人が原発問題、安保・基地問題、消費税・TPP問題、冤罪・報道被害問題など幅広いテーマで縦横無尽に語り、書いています。

 「騙されてはいけない」「物事の本質を追求する姿勢を持ってほしい」という執筆陣の思いのこもった、充実した内容の一冊です。まだお読みになっていない方は、ぜひこの機会にお買い求めください!

※『米国が隠す日本の真実』(岩上安身単独サイン入)ご購入はこちらから!
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※『米国が隠す日本の真実』(サインなし)ご購入はこちらから!
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 他方、『「今を伝える」ということ』は、「石橋湛山記念・早稲田ジャーナリズム大賞記念講座2015」の講演録です。岩上さんをはじめ、さまざまなメディアのジャーナリスト14人が、ジャーナリストを目指す若者らに向けて、自らの取材経験とともにジャーナリズムとは何かを語っています。

 岩上さんは、「『王様は裸だ』と君は指摘する(できる)だろうか?」と題した講演の中で、専業の職業ジャーナリストのほかに、「万人が兼業のジャーナリストであればいいと思う」「『記者クラブに入れるようになること』=ジャーナリストではない」と話しています。IWJでのインタビュー中などでもこの発言をお聞きになった方もいらっしゃるかと思います。

 そして、本書の編著者でこの記念講座のコーディネーターでもある八巻和彦・早稲田大学商学学術院教授は、「はしがき」で「御自身が現代日本をいっそう的確に理解するための糧となれば、この上ない幸せ」と書いています。

 私たちが生きている世界と社会の本当の姿を知るための、この2冊は、全国の書店、ネットストアの他、「IWJ書店」でもお買い求めいただけます。ぜひ、この機会に、お買い求め下さい!
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 権力を縛るための憲法が、自民党改憲草案では権力を暴走させる危険をはらんでいるかを徹底的に読み解いた『前夜・増補改訂版』は、ただいま品切れ中ですが、再入荷の予約を受け付けています!ぜひこちらも「IWJ書店」をご利用ください!
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■饗宴VI~DVD第2回入荷分予約受け付け中

 12月20日、大盛況のうちに終わった「饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!」。

 当日は、各パネラーの皆さんとともに、岩上さんが、安倍政権が創設を目指す「緊急事態条項」の危険性について論じました。しかし、この「緊急事態条項」の恐ろしさについては、まだ、世間に十分浸透しているとは言えません。そこで、世論の注意を喚起すべく、IWJでは、超特急でこの「饗宴VI」のDVDを作製いたしました。この日刊ガイドを書いている1月15日(金)21時頃、初回分が事務所に到着しました!

 パネラーの皆さんの鋭いキーノート・スピーチと岩上さんを交えてのクロストークで、各パネルは例年以上に熱を帯びたものとなりました。予定があわなくて会場に来られなかったという方、会場に来たけれどももう一度見たいという方、2016年の展望を占うためにも必携のアイテムとなっておりますので、ぜひともお買い求めください。

 おかげさまで、初回入荷ぶんに関しましては、予約ですべて売り切れとなっております。現在、第2回入荷ぶんの予約を受け付けていますので、皆さま、ふるってご予約ください!

 価格は4,200円とお求めやすくなっています。事前に予約していただいた方には、特典として、写真家・初沢克利氏撮影の「饗宴VI」スチール写真データがついてきます!

 事前予約は、下記のフォームで受け付けておりますので、皆さまふるってお申し込みください!

※【予約特典付き・岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187

※【予約特典付き】DVD「饗宴VI」
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◆饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!

●テーマ1:米国の経済覇権の終わり?~AIIBの衝撃とTPP「砲艦外交」の正体

岩月浩二氏(TPP阻止国民会議世話人/TPP交渉差止・違憲訴訟弁護団共同代表)
植草一秀氏(政治経済学者)
田中宇氏(国際情勢解説者)
富岡幸雄氏(中央大学名誉教授)
矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)
内田聖子氏(特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター事務局長)

●テーマ2:違憲の「戦争法」強行可決から「明文改憲」による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか

青井未帆氏(学習院大学大学院法務研究科教授)
伊波洋一氏(元宜野湾市長)
奥田愛基氏(大学生/「SEALDs」創設メンバー/「Redemos」代表理事)
水上貴央氏(弁護士/青山学院大学法務研究科助教)
永井幸寿氏(弁護士)
升永英俊氏(弁護士/弁理士/「一人一票実現国民会議」発起人)

●テーマ3:「戦争」の過去・現在・未来~安倍政権の目指す「戦争遂行国家化」その帰結は!?

井筒高雄氏(元陸上自衛隊レンジャー隊員)
志葉玲氏(ジャーナリスト)
柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/NPO法人国際地政学研究所理事長)
孫崎享氏(元外務省国際情報局長)

 ここで、「饗宴VI」当日のスタッフエピソードについて、ぎぎまき記者振り返りをしてもらいます。

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■「饗宴VI」スタッフレポートです!

 おはようございます。ぎぎまきです。

 年を越すことの心理的影響というのはすごいもので、12月20日に開催した「饗宴VI」が、もうずいぶん前のような気がしますが、実はまだ1ヶ月も経ってないんだなぁと思うと驚きです。「饗宴VI」でメインテーマに掲げた緊急事態条項の問題は、まだこれからです! 今日から、再度「饗宴VI」のスタッフレポートをお届けしたいと思います。

 私が初めて「饗宴」にスタッフとして参加したのは2010年の冬。今からもう5年も前のことになります。「饗宴」、「饗宴II」、「饗宴III」、「饗宴IV」、「饗宴V」、「饗宴VI」と毎年、本当に沢山の方にお越しいただき、IWJを応援していただきました。

 IWJ設立の前の岩上安身事務所の時に入り、第一回目の「饗宴」に携わり、今でも事務所に残っているのは、今はもう私と原佑介記者だけですが(もともとその当時、スタッフは数人しかいませんでしたが)、第二回、第三回とイベントの規模が大きくなるにつれ、社内のスタッフだけでは運営が難しく、全国から駆け付けてくれたボランティアの皆さんの協力も頂きました。

 私にとって、年一度のこのイベントは、とにかくIWJを支援してくださる皆さんと、スタッフが一同に勢ぞろいする、「感謝祭」のようなものです。もちろん、当日は終日、体も心もバタバタして、そんな余裕は全くないのですが。

 実は「饗宴VI」はスタッフにとって、これまでとは大きく異なる点がありました。

 それは、実は一昨年の「饗宴V」まで、岩上さん指示のもと運営を取り仕切ってきた、古田晃司が自分の会社を立ち上げて、その別件の仕事で忙しく、中心的な役割を担えないことでした。これまで、古田が当日までの約2ヶ月間、トップに立ち全てを見渡す中で、各セクションのチームリーダーがそれぞれの部署の持ち場を当日まで守ります。そういうフォーメーションを作り上げたのも、古田でした。

 これまで彼に取り仕切りを任せっきりにしていたので、イベント当日までの工程表を作るだけでも、かなり時間を要しました。もちろんIWJの本業は報道なので、社会情勢によってはスタッフの総力がそちらに取られてしまいます。さらに今年は岩上さんの健康状態があまり芳しくなかったこともあり、スケジュール通りに進まない問題がたびたび生じました。

 イベント当日に近づくにつれ、だんたんと私たちスタッフ一人一人にも焦りが出始め、ミーティングの数も増えていきました。充実した内容にするべく、岩上さんからは厳しい指示も飛びます。張りつめた状況が続く中で、それが逆に功を奏したのか、スタッフ一人一人の責任感が増し、最後には強いチームワークが出来上がったと思います。

 「こんな大変なことを、古田は一人で全体を把握していたのか。。。。。」と、私は会場の下見に駆けつけてくれた古田に、「これまで任せきりにしてて、まじでごめん」と謝りました(笑)。

 一番心配だったのは、IWJのスタッフ数は増えたのですが、昨年入った人が多く、「饗宴」を未経験の人が少なくなかったこと。古い世代が新しい世代を引っ張っていけるか、不安がありましたが、フタをあけたら心配は杞憂に終わりました。新人も、IWJにくるまでの間に、それぞれにつちかってきた力を発揮。「饗宴VI」当日は、新旧スタッフの連携も良く、多少のトラブルはありつつも、IWJならではの根性と機転の速さで乗り越え、なんとか無事にイベントを盛況のうちに終わらせることができました。

 手前味噌な内輪ノリの話で恐縮ですが、IWJは創設当初から、責任感が強く、明るく、心優しいタイプのスタッフに恵まれたと思います。今のIWJがあるのも、OB・OGを含め、過去のスタッフ全員の積み重ねてきた努力が実を結んだものです。

 長くなってしまいましたが、古株のスタッフの一人として、ついついこれまでのいろいろなことを振り返ってしまいました。また次の「饗宴」をお楽しみに!IWJを今後ともよろしくお願いいたします!

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 ぎぎ記者、ありがとうございました!

 ちなみに、DVDと言えば、IWJスタッフの青木浩文が制作したDVD「陶芸家 三上亮 作陶ドキュメンタリー『STARDUST』」も、IWJショップで好評販売中です。こちら、10枚入荷したうち、すでに7枚が売れたとのこと。残りわずかです! 陶芸家の三上亮氏の活動に迫った必見のドキュメンタリー、ぜひこの機会にご購入ください!

※DVD『三上亮 作陶ドキュメンタリー 「STARDUST」』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=192

■良書のお買い物は「IWJ書店」をご利用ください!

 IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の書籍を、著者のサイン入りで販売するサービスを行っています。その名も「IWJ書店」。サービス開始以来、大変なご好評をいただいています。

 現在、「IWJ書店」では、下記のラインナップを販売中です。ぜひ、お買い求めください!

・【岩上安身単独サイン入り】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

・【岩上安身単独サイン入り】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

・【太田昌克さんサイン入り】『日本はなぜ核を手放せないのか―「非核」の死角』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=201

・【白井聡さんサイン入り】『永続敗戦論~戦後日本の核心』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=191

・【白井聡さんサイン入り】『「戦後」の墓碑銘』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=190

・『SEALDs×高橋源一郎 民主主義ってなんだ?』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=195

・【伊勢崎賢治さんサイン入り】『新国防論 9条もアメリカも日本も守れない』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=185

・【浅野健一さんサイン入り】『安倍政権・言論弾圧の犯罪』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=155

・【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする安保法制の落とし穴』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151

・【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150

・【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149

・【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=125

・【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!~労働安全衛生法指南』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134

・【伊勢崎賢治さんサイン入り】『本当の戦争の話をしよう』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=120

・『百人百話 第一集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=56

・『百人百話 第二集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=53

■岩上安身の直近インタビューのお知らせ

 2016年に入り、インタビューも続々決定しています!去年秋に岩上さんの体調不良などで延期になってしまった方のほか、さらにどしどしアプローチを続けております。今後もこのコーナーにご注目ください!

・1月18日(月)15時30分~
武井由紀子氏インタビュー

・1月26日(火)15時~
九州大学准教授・施光恒(せ・てるひさ)氏インタビュー

・1月27日(水)19時~
蓮池透氏インタビュー

・1月28日(木)15時~
ジャーナリスト・春名幹男氏インタビュー

・2月4日(木)15時~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー

 ただいま他にも絶賛調整中です。直前に決まるインタビューもあるかもしれませんので、今後もこのコーナーにご注目ください。

■「我こそは!」というWeb人材を大募集!

 IWJでは現在、IWJの「陳列棚」「店頭」であるWebページ(http://iwj.co.jp/)の抜本的な改良作業に取り組んでいます。

 今年夏に行われる参院選は、「明文改憲」が争点となる、天下分け目の大一番です。その大一番を、IWJでは、リニューアルしたWebページで迎え撃ちます。

 「こうすればもっと見やすいのに」「こうすればもっと利用しやすいのに」といった問題点を徹底的に洗い直し、刷新するというものです。これまでIWJが貯めてきた15000本のコンテンツも、一気に整理し、検索しやすいようにしたり、見やすくする予定です。

 そのために、今回は正真正銘のプロの方にも、奮ってご協力いただきたいと思っています! 仕事を受注するおつもりで、まずはお話だけでもドシドシご応募ください!

 以下、Web班の伊藤理チーフから、人材募集の告知をさせていただきます。

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 Web班の伊藤理と申します! 皆さん、おはようございます!!

 今年の8月に、Web班にはWebエンジニアの仲間も増え、ただいま、IWJの記事アーカイブ検索を充実させるべく日夜奮闘していますが、さらに来年の7月までに、Web大改造プロジェクトを行う予定でおります。

 お陰様で15000本以上になった記事アーカイブページですが、皆さまが見たい読みたい過去記事にスムーズにたどり着くためのシステム改良をもっともっと進めたいと思っています。IWJサイト全体の検索と利便性を高めるのが一番の目的です。

 そこで、Web班では、下記の(A)と(B)の2パターンの人材を緊急募集いたします。

(A) サイトの改良プロジェクトのメンバー募集です。今期(来年7月末)の間に一挙に進めてまいりたいと思っております。法人でも個人でも構いません。各記事ページのデザイン変更、メニューの追加・整頓、スマホ対応の作業をしていただきますので、特にWebデザインやCSS言語の得意な方、またスマホサイトのWeb作成経験のある方にお手伝い願いたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 基本的に(A)は、来年夏頃までの短期契約でのプロジェクトとなります。複数名でチームを組んでタスクに当たりたいと思っております!

(B) 来年早々には、15000の全アーカイブを再編集する作業も視野に入れて準備しておりますので、WordPressなどへ大量にデータ入力することに慣れている方で、IWJコンテンツに精通し、日々の記事コンテンツのアップロード・更新・管理作業もしていただく方を募集いたします。(B)はなるべく長期契約で働ける方にお願いしたいと思っております。

・応募条件

(A)<短期契約> 下記の内、いずれか一つに該当する方を募集します

・HTML/CSSコーディングの経験のある方で、Webデザインの得意な方
・スマホ対応サイトの作成経験のある方
・PHP、JavaScript言語の経験のある方

(週2日以上出勤で週3日以上でもOK(在宅作業相談可)夜勤可能な方は歓迎! )

(B)<長期契約可能>

・HTML言語を知っている、Web作成した経験がある方
・Webのデータ入力を素早く、ミスなくできる方
・夕方以降、夜遅い時間帯に主に作業できる方
・チームワークで動くので、明るく、協調性のある方

(週4~5日出勤(在宅作業相談可))

(A)と(B)を兼ねてのご応募も可能です。また、前述の通り、(A)のプロジェクトは、法人に請け負っていただくことも考えています。個人だけでなく、法人もぜひご連絡ください!(B)につきましては、IWJで長期的に働きたい方ももちろん、フリーランスの方などで兼業もOKですので、ぜひ奮ってご応募ください。よろしくお願いいたします。

※ スタッフ応募フォームはこちら
http://bit.ly/1ALJypQ

■わとはぷ~What happened today?

 今日は1月16日です。1919年のこの日、酒の製造や販売などを禁じた禁酒法がアメリカ議会を通過したことから、毎年1月16日は「禁酒の日」とされています。

 ピューリタン(清教徒)の影響が強かったアメリカでは、宗教上の理由からアルコールに対する強い批判があり、1851年にメイン州で最初の禁酒法が制定されたのを皮切りに、20世紀初頭までに18の州で禁酒法が実施されました。そこに、第一次大戦の開戦に伴い、戦時の穀物不足を予防するという経済的な動機が出現し、全国的な禁酒法制定への機運が盛り上がりました。このことから、1919年1月16日に、禁酒法がアメリカ議会を通過し、アメリカ全土で施行されました。

 アルコールは、適度な量を摂取するぶんには気分転換になって、良い生活の潤滑油になるのですが、飲み過ぎ、そして連続飲酒による「アルコール依存症」(アルコール中毒)という病気には気をつけなければなりません。アルコール依存症になると、アルコールなしでは生活できなくなり、幻覚を見たり、人に暴力を振るったりしてしまいます。

 実際にアルコール依存症になった漫画家の吾妻ひでおさんが実体験を描いた作品『失踪日記』『失踪日記2~アル中病棟』に詳しく描かれていますが、日本にはアルコール依存症専門の病院があり、治療のための様々なプログラムが組まれています。また、断酒会やA・A(アルコール・アノニマス)といった、参加者の募金で成り立っている「自助グループ」が各地にあり、依存症患者の社会復帰を助ける役割を果たしています。

 重要なのは、こうした治療のための様々なプログラムが、現在は国民皆保険制度のもとで、安価に受けられる、ということです。しかし、TPPで医療が営利化されれば、治療費は高騰し、さらには「アル中は自己責任だ」といった言説が流布することになりかねません。実際、治療費は手が出ないほど高騰するでしょう。

 アルコールにしろ薬物にしろ、依存症はれっきとした病気なのですから、国民皆保険制度のもとでの治療が必要です。TPPで国民皆保険制度が崩壊してしまえば、こうした依存症患者の社会復帰はほぼ不可能になってしまうでしょう。安倍総理や財界のトップらは、「TPPで経済成長を!」などと声高に叫んでいますが、TPPによって社会の底が抜けることになりかねないのです。はたして、それでよいのでしょうか。いいわけはありませんね。皆さん、正気を取り戻しましょう! 国民皆保険制度は、絶対に守られなくてはなりません!

 IWJは、TPPをはじめ、安倍政権が進める「弱者」を食い物にする新自由主義的な政策に警鐘を鳴らし続けますので、どうぞご注目ください!

 それでは、本日もよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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