講談社現代新書様から『戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで』をご恵贈いただきました。
倉本一宏著
戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで
講談社現代新書 2017/5/17
今日の中国、韓国と日本との関係は、近現代史を追うだけでは不十分、理解することができません。
著者は本書において「古代の日本および倭国において海外で実際に戦争をおこなったのは、4世紀末から5世紀末にかけての対高句麗戦。7世紀後半の白村江の戦の2回しかなく、その倭も16世紀末の秀吉の半島侵攻のみ。前近代の日本および倭国は対外戦争の経験がきわめて少なかった」と指摘しています。
その上で著者は「重要なのは、近代日本のアジア侵略は、その淵源が古代以来の倭国や日本にあった」「長い歴史を通して蓄積した帝国観念、そして対朝鮮観と敵国視が、一定の歴史条件によって噴出した事態こそ、秀吉の『唐入り』であり、近代のアジア侵略だった」と強調します。
日本人の「異国」観がどのように作られていったのか、その過程を辿ることができる貴重な一冊です。
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