「権力分散は、江戸時代からの流れ」三谷太一郎氏 ~立憲デモクラシーの会、山口二郎氏による改憲抗議も 2014.7.4

記事公開日:2014.7.10取材地: テキスト動画

 憲法を軽んじる安倍政権の暴走にストップをかけるべく、大勢の学者らで結成された「立憲デモクラシーの会」は、2014年7月4日、東京・目白の学習院大学で、「集団的自衛権を問う ~立憲主義と安全保障の観点から」と題した講演会を行った。

 7月1日、政府が集団的自衛権の行使を容認するための、憲法解釈の変更を決めた。集団的自衛権の行使容認を求める報告書を安倍首相に提出したのは、安保法制懇の座長代理、北岡伸一氏であるが、この日のメインスピーカーに招かれたのは、北岡氏の恩師(東京大学大学院時代)である三谷太一郎氏(東京大学名誉教授)。三谷氏は、立憲主義の兆しは江戸時代にすでにあったことを指摘し、「権力分散は、日本人の遺伝子に組み込まれている」と強調した。