救った命は101人 熊本県慈恵病院の「赤ちゃんポスト」から見えてくる社会的課題 ~「すべての赤ちゃんが『家庭』で育つ社会をめざして」 2014.11.20

記事公開日:2014.12.1取材地: テキスト動画

 育てられない赤ちゃんを預けることができる、「赤ちゃんポスト」――。

 さまざまな事情を抱えた親が、匿名で我が子を預けることができる「こうのとりのゆりかご」(通称「赤ちゃんポスト」)は、2007年5月に熊本県で誕生した。運営するのは、熊本市内にある慈恵病院。開設時、当時の安倍首相は、「匿名で子どもを置いていけるものを作るのには大変抵抗を感じる」と慎重論を唱え、設立の是非は全国で物議をかもした。


政府批判の許されないラオスで社会活動家が失踪〜大使館前で人権NGOが抗議のアピール 2013.12.13

記事公開日:2013.12.13取材地: テキスト動画

 安倍総理とASEAN特別首脳会議を予定しているラオス首相の来日に合わせ、2013年12月13日(金)、アムネスティ・インターナショナル日本とヒューマン・ライツ・ウォッチの共同で、ソムバット氏拉致に対する抗議アピールが行われた。

 ソムバット・ソムボーン氏は2005年、アジアのノーベル平和賞に値する「マグサイサイ賞」を受賞した農村開発NGOの代表であり、ラオス国内では著名な社会活動家だが、昨年の2012年12月15日、ラオスの首都ビエンチャンで突然何者かに拉致され、未だに消息が不明のままだ。


人権NGO団体ら秘密保護法に懸念表明「侵略、人権侵害、2度の大戦を経て発展した『国際人権法の原則』が崩壊する」 2013.12.3

記事公開日:2013.12.3取材地: テキスト動画

 「特定秘密保護法案」は、国際人権規約から逸脱している。こうした観点で法案の危険性を訴える国際人権NGO団体らが12月3日、参議院議員会館で共同記者会見を開いた。

 参加したNGOは「アムネスティ・インターナショナル」、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」「ヒューマンライツ・ナウ」「自由人権協会」「反差別国際運動」の5団体。

 アムネスティ・インターナショナルの川上園子氏は、秘密保護法は国際人権法条問題があると指摘。「重大な人権侵害や人の生命に係るような健康問題、原発などの環境問題に関する情報は、むしろ積極的に公開していかなければならない。特に人権侵害を隠すことによって過去の、未来の人権侵害の事実を免責し、その罪を許すことを助長してしまうと考えられる」とした。