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【IWJ追跡検証レポート】理研・笹井芳樹氏はなぜ自殺を選ばなければならなかったのか 安倍政権の「成長戦略」、インサイダー疑惑、NHK報道の影響…いくつかの論点を検証する 2014.8.15
特集STAP細胞問題
日本列島に衝撃が走った――
STAP細胞論文の共著者の一人である、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長が8月5日、CDBに隣接する先端医療センター内で首を吊っているのが発見された。近くの神戸市立医療センター中央病院に搬送されたが、同日午前11時3分に死亡が確認された。
【速報】理研・笹井芳樹副センター長が自殺 理研が会見「遺書の内容は確認中」 2014.8.5
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長が8月5日午前8時40分頃、CDBと隣接する先端医療センター内で首を吊っている状態で発見された。神戸市内の病院に搬送されたが、午前11時3分に死亡が確認された。遺書が残されていたことから、自殺を図ったと見られる。
笹井氏は、STAP細胞論文の共著者の一人で、小保方晴子氏の指導役を務めた。笹井氏は4月16日に会見を開き、「STAP現象は現在、最も合理的な仮説」と説明していた。
理研の笹井副センター長が会見。3つの根拠示し「STAPある」 ~謝罪は役割範囲強調で「責任論」への言及少なく 2014.4.16
特集 STAP細胞問題
STAP(スタップ)細胞論文の不正問題で、最後のキーパーソンと言われている共同著者の1人、理化学研究所の笹井芳樹副センター長が、4月16日、都内で記者会見を開いた。1月末に発表された論文に疑惑が生じてから、笹井氏が報道陣を前にするのは、これが初。記者会見が遅れた理由については、「理研の調査委員会に協力していたため、4月に入るまで許可が出なかった」と弁明した。
笹井氏は、万能細胞(胚性幹細胞(ES細胞))研究の第1人者として世界的に有名。STAP細胞研究では、論文の執筆で小保方晴子氏(理研ユニットリーダー)を支援した。先般の理研調査委の最終報告では、「研究不正行為はなかったが、データの正当性と正確性などについて、自ら確認することなく論文投稿に至っており、その責任は重大である」との認定が下されている。