国頭郡東村、20年ぶりの村長選挙を振り返って~1900人の小さな村にのしかかる国策と重圧――新人・當山全伸氏が目指した「村民参加型」政策への審判は? 2015.4.28

記事公開日:2015.4.28取材地: テキスト動画

 20年間、選挙が行なわれなかった村がある。

 有権者数約1500人の沖縄県国頭郡東村。最後に選挙が行なわれた1995年以来、対立候補が現れず、無投票状態が続いてきた。村民の民意が改めて問われることがなかったという、その「異常な20年」から脱却しようと、2015年4月21日、元村役場職員の當山全伸(とうやままさのぶ)氏が村長選に立候補を決めた。

 選挙の争点のひとつとなった、米軍訓練場の一部返還に伴う高江へのヘリパッド移設。選挙戦は、これを容認する現職の伊集盛久(いじゅせいきゅう)氏との一騎打ちとなった。5日間の選挙期間中、當山氏は「ヘリパット移設反対」と「村民参加型」の2点を強調。伊集氏との違いをアピールした。


東村長選 開票中の元村役場職員 當山全伸候補・事務所の模様 2015.4.26

記事公開日:2015.4.27取材地: 動画

 20年ぶりに行われた沖縄県国頭郡東村の村長選挙で、現職の伊集盛久候補に挑んだ當山全伸候補(無所属、元村役場職員)の事務所から開票時の模様を2015年4月26日(日)21時過ぎよりレポートした。


東村長選 元村役場職員・當山全伸氏 出発式 2015.4.21

記事公開日:2015.4.21取材地: 動画

 2015年4月21日(火)8時30分から、沖縄県国頭郡の東村有銘区公民館前広場で、東村長選に立候補した元村役場職員の當山全伸氏の出発式が行われた。