【IWJブログ・特別寄稿】山本太郎氏など、日本の「反原発運動」がシェーナウ電力「電力革命児」賞を授賞(ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程・斎藤幸平) 2014.7.12

記事公開日:2014.7.12 テキスト動画

 ドイツとスイスの国境に位置するシェーナウは人口が数千人規模の小さな町であるが、市民による電力発電のパイオニアであるシェーナウ電力(EWS)によって、ドイツ国内のみならず、ヨーロッパ中で幅広く知られている。日本でも福島の原発事故後に、映画『シェーナウの想い』上映企画が全国で組まれ、『原発をやめる100の理由—エコ電力で起業したドイツ・シェーナウ村と私たち』(築地書館、2012年)の翻訳が刊行されたことで、チェルノブイリの事故の後に、原発に依存するドイツの大手電力会社に抗して立ち上がった一般の市民たちによるシェーナウ電力の取り組みを知っている人も少なくないかもしれない。