株価暴落、爆発事故、腐敗撲滅——急速な成長と変貌を遂げる中国「最大のリスク」とは? 〜富士通総研主席研究員・柯隆氏とジャーナリスト・富坂聰氏が外国特派員協会で会見 2015.8.27

記事公開日:2015.8.27取材地: テキスト動画
150827_日本外国特派員協会主催 富士通総研主席研究員 柯隆氏、ジャーナリスト・拓殖大学教授 富坂聰氏 記者会見

※10月2日テキスト追加しました

 AIIBには現在までに52カ国が参加し、インドネシアの高速鉄道計画では日本を差し置いて採用されるなど、国際的な存在感を急速に増している中国。しかしその反面、上海での株価暴落によって世界規模の株安を引き起こし、また天津市で起こった大規模な爆発事故や、人民元の切り下げなど、様々な問題を抱えている。

 エコノミストで、富士通総研主席研究員の柯隆(かりゅう)氏は、2015年8月27日にジャーナリスト・富坂聰氏とともに外国特派員協会で行った会見で、「総括して言えば、いわゆるチャイナリスクが顕在してきた」と語った。