東京大学・外村大教授が指摘! 『反日種族主義』は「韓国保守経済史研究者による進歩派批判」「日本の植民地統治賛美論と受けとめるのは誤り」~2.28日本の植民地主義は何をもたらしたのか?「反日種族主義」を読む 2022.2.28

記事公開日:2022.3.3取材地: テキスト動画

 2022年2月28日、東京都千代田区のスペースたんぽぽで、東京大学の外村大・教授による「日本の植民地主義は何をもたらしたのか?『反日種族主義』を読む」と題した講演が行われた。

 『反日種族主義』は2019年7月に韓国で出版され、ベストセラーになった本で、著者は韓国の経済学者である李栄薫氏他6名。日本語翻訳版は『反日種族主義 日韓危機の根源』の題名で、2019年11月に文藝春秋から出版されている。


3・1運動の「宣言書」の現代日本語訳の意義・東アジアの平和、人権、民主宣言~外村大・東京大学大学院教授による解説 2019.3.12

記事公開日:2019.3.12 テキスト

 最近、日本の外務省が韓国への渡航者に対して異例の注意喚起を行ったことは、大手メディアの報道によって多くの方々に周知されたように思われる。その注意喚起なるものは、今年は日本が植民地支配していた朝鮮で、3・1独立運動が起きてから100年となる、今年3月1日に韓国各地で開かれるデモに日本人が巻き込まれる危険があるというものだった。