内務官僚が戦後も各省庁で生き残り、「国家保守主義」を再構築!!~7.20 新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本をめざして」第88回「日本の官僚制度:内務省の戦後そして現在」―登壇:中野晃一上智大学国際教養学部教授 2023.7.20

記事公開日:2023.7.21取材地: テキスト動画

 1873年に大久保利通が設立、「官庁の中の官庁」と呼ばれ、内政全般を所管し、国民生活統制の中核となった「内務省」は、1947年GHQの指令で廃止された。この内務省に焦点をあてた、中野晃一上智大学国際教養学部教授による講演が、2023年7月20日、東京都千代田区のスペースたんぽぽで開催された。主催はたんぽぽ舎。

 講演は、内務省と後継官庁の自治省等の官僚のキャリアパスから、官僚制を読み解いた、中野氏の著書『日本の国家保守主義 内務・自治官僚の軌跡』(2013年、岩波書店)を踏まえて話が進められた。