東京オリンピックの2020年に石炭火力発電の建設ラッシュ? 諸外国が抑制に向かう中、日本は安倍政権下で43基もの新設計画 2015.4.9

記事公開日:2015.4.10取材地: テキスト動画

 気候ネットワーク主催で行なわれている連続セミナーの第5回目が2015年4月9日(木)、主婦会館にて開かれた。最終回となる今回のテーマは、「火力発電を巡る諸問題」。講師は気候ネットワークの伊東宏氏と平田仁子氏が務めた。

 2015年末、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の「第21回締約国会議(COP21)」がフランス・パリで開催される。そこでは、2020年以降の新たな枠組みづくりが話し合われることになる。

 会議に先立ち、各参加国は自国の温室効果ガスの削減目標を3月末までに提出することが求められていた。すでにアメリカ、ロシア、EU等34カ国が提出済み。一方、日本は提出ができておらず、いまだ議論の途上にある。