2010年8月31日(火)17時より、東京都千代田区にある民主党本部の記者会見室にて、小沢一郎議員の、9月14日の民主党代表選への出馬表明の記者会見が行われた。この記者会見の前、菅総理との2者会談を行っている。鳩山前首相、輿石会長との話し合いで、挙党一致を模索していたが、この会談で、決裂、代表選への一騎打ちとなった。
(IWJテキストスタッフ・関根かんじ)
特集 陸山会事件
2010年8月31日(火)17時より、東京都千代田区にある民主党本部の記者会見室にて、小沢一郎議員の、9月14日の民主党代表選への出馬表明の記者会見が行われた。この記者会見の前、菅総理との2者会談を行っている。鳩山前首相、輿石会長との話し合いで、挙党一致を模索していたが、この会談で、決裂、代表選への一騎打ちとなった。
■ハイライト
小沢氏は「代表選へは、支援者の推挙により、立候補することは先般、発表したとおりだが、この景気と国際情勢の不安定なとき、挙党一致で乗り越えるべき、と鳩山前首相が菅総理と、いろいろ話しあっていた。昨日の菅総理、鳩山前総理、輿石会長の三者会談の内容を聞いた。それで、民由合併以来、全員野球で力を合わせてやってきた。今回もその原点に立ち戻る、という主旨で、鳩山前首相、輿石会長に尽力した」と語った。
「昨晩、菅総理は、鳩山前首相の薦めた小沢・菅会談に同意を示していたが、今日になって急に、やはり密室政治と疑われるとの理由で、会談はキャンセルになった。やはり、挙党一致の体制はつくるべきでない、という意見だという。しかし、鳩山前首相を通じて、先ほどの会談が急きょ、行われた」
「会談で、サミット出席の苦労話などをしたが、菅首相の方から、合併以来、協力し合ってきたので、今後も力を合わせていこう、と言われた。それで、自分は、今まで協力しないとは、言ったこともないし、その気持ちは同じだ、と答えた。代表選は、党規約にのっとった任期満了による、代表選なので、お互いがんばってやりましょう。また、それが終わっても力を合わせていきましょう、と話してきた」
「自分の政策や主張は、明日、ふたたび行われる記者会見で、発表したい。ずいぶん決断をするまでに自分に問いかけなから熟慮した結果だが、大勢の仲間の皆様に推挙をもらい、代表選挙に出馬するという決意をした」と、最後に決意を語った。
以下、会見全文書き起こし。
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