2013年8月5日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。汚染水の海洋放水防止のため地下水を日量100トン組み上げる計画だが、貯蔵タンクの余裕、増設計画は不明確である。共用プール火災報知機の警報は、報知器の誤動作と判断。
2013年8月5日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。汚染水の海洋放水防止のため地下水を日量100トン組み上げる計画だが、貯蔵タンクの余裕、増設計画は不明確である。共用プール火災報知機の警報は、報知器の誤動作と判断。
■全編動画
冒頭、会見直前の16時13分に共用プール建屋の火災警報装置が警報を発し、消防に通報したことが速報で発表された。Webカメラで煙などの以上がみられなかったため、現場を目視確認し、煙や発炎がないことを確認した。結果、火災報知機の誤動作と判断した。
誤動作の推定原因について記者が質問すると、「煙がないので誤動作と判断した、警報を発する温度に達したのかもしれないが、詳細は調査中」と回答した。速報ベースであり詳細は今後の会見で質問する必要がある。
原子炉建屋3号機屋上からの湯気(蒸気)の発生が、本日の午前中に再度確認された。原因については未だ調査中で明確な回答は得られていない。
緊急の課題となっている地下汚染水の海洋放水について、放水を防止するため地下水の汲み上げが検討されている。開始時期について記者が質問すると、できるところから早く行えるように準備中と回答した。計画を前倒しして汲み上げるように検討していることがわかった。
しかし、汲み上げた汚染水を貯蔵するタンクについて記者が質問するが、明瞭な回答が得られなかった。概算値として、汲み上げる地下水の総量は週あたり2500から3000トン、月あたり約1万トンだという回答が得られた。一方、今後貯蔵可能なタンク容量は約6万トンの余裕があるということだ。したがって、約半年でタンクが満杯になる計算。貯蔵計画、増設計画について質問したが、これも明確な回答はなかった。
その他の質問についても、ほとんど確認するという回答であり、時間のわりに内容の薄い会見が続いている。
以下、東京電力ホームページより、リンクを表示