2013年7月31日(水)19時34分ごろから、東京電力本店で定例記者会見が行われた。水ガラスによる遮水壁の効果により地下水位が上昇、結果遮水壁の側面や、遮水壁そのものを乗越え汚染水が流出する可能性もでてきたことがわかった。
2013年7月31日(水)19時34分ごろから、東京電力本店で定例記者会見が行われた。水ガラスによる遮水壁の効果により地下水位が上昇、結果遮水壁の側面や、遮水壁そのものを乗越え汚染水が流出する可能性もでてきたことがわかった。
■全編動画
1,2号機海側の地下水観測孔から高濃度の汚染水が観測されたことから、海洋への漏洩を防止する目的で、水ガラス遮水壁を構築する工事を行なっている。二列薬液を注入する計画の内、海側は114本中113本、山側114本中41本が完了したと発表した。同時に遮水壁の効果が現れ、地下水位が上昇していることが分かった。
水ガラスによる遮水壁について記者が質問し、その回答から、水ガラスは地表から1.8mまでは施工できない。高圧注入して広げていくためある程度土圧が必要だということが分かった。
更に、地下水位の観測結果から、水位が上昇し地下2メートルを上回る可能性が見出された。その結果について記者が質問すると、水ガラス遮水壁の側面や、遮水壁そのものを乗越え、地下汚染水が海へ漏れ出る可能性があることが分かった。
即効性のある有効な手立ては無く、また東電も積極的に対策をとろうとしていないように感じた。
その他に記者質問として、
・トリチウム濃度が、急激に取水口付近で上昇し、最高値を上回っていることから、海洋漏洩の証拠ではないか?
・100%出資の子会社である尾瀬林業が、不正をして是正勧告を受けていることについて、親会社である東電の受け止めは?
・規制庁資料は地盤沈下を考慮してO.P.を70cm低いもので統一しているが、東電は以前のままになっていて規制庁と整合性がない、是正は?
・ステップ2達成は継続しているのか?
といった項目がでたが、明確な回答は無く、言い訳に近い回答でいたずらに会見時間が長引かせているだけである。
以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
居眠りしたくなるような「大学の講義」という感じですね