東京電力 記者会見 2013.7.1

記事公開日:2013.7.1取材地: テキスト動画
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 2013年7月1日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。

 海側トレンチ溜水から高濃度核種を検出したことに関し、新たな観測孔や海水分析を行いトリチウムや全ベータ核種が検出されているが、海洋漏洩を判断するのは時期尚早、先ずはモニタリングしデータを集めると見解を述べた。

■全編動画

  • 日時 2013年7月1日(月)17:30~
  • 場所 東京電力本店(東京都千代田区)

 6月にタービン建屋海側トレンチの地下水溜水から、高濃度の核種が検出されたことから、海洋放出防止の観点で新たな観測孔のボーリングや、海水サンプリングを行なっている。観測孔No.1、No.1-1から6月28日に採取した地下水の分析結果、トリチウムが43万ベクレル/リットル検出された。更に、福島第一1~4号機取水口北側の海水からはトリチウムが760ベクレル/リットル検出された。

 これら結果と海洋放出の関係性について記者が質問すると、まだサンプリングを始めたばかりであるり、データのバラツキもある。先ずはモニタリングを行いデータを収集し傾向をつかむことが大事で、海洋放出がどうかと判断する時点ではない、と回答した。

 福島第一構内作業した生コン車が、退構する際、汚染検査を行ったが、除染せずに構外に退出したことから、類似事例を確認するとともに、原因調査、対策を講じていくと発表した。汚染検査を行い、汚染を検出したが、除染せずに構外へ退去できる状態にあったことが分かった

 産総研、ホンダ、東電の三社共同開発した高所観測用ロボットで、建屋内を調査した際、高所カメラで撮影した映像が公開されないことを記者が質問すると、ホンダ社から技術上企業秘密に関わるから公開不可だと回答している。しかし、記者がホンダ社に問い合わせたところ、撮影映像の公開可否は東電の単独判断だという回答だったことがわかった。東電は、改めてホンダ社に確認することになった。

 CST炉注水系は、予定通りに明日から順次注入試験を行う。 以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2013年7月1日

2013年6月30日

2013年6月29日

プレスリリース

2013年7月1日

報道関係各位一斉メール

2013年6月30日

2013年6月29日

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

福島第一

データ集

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