東京電力 記者会見 17:30 2013.6.26

記事公開日:2013.6.26取材地: テキスト動画
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 2013年6月26日(水)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。

 タービン建屋海側の観測孔から高い濃度の汚染水が観測されたことに関し、港湾内海洋モニタリングの結果を発表した。トリチウムが1500ベクレル/リットル、全βが1400ベクレル/リットルと観測開始以来最高の値を観測した。

■全編動画

  • 日時 2013年6月26日(水)17:30~
  • 場所 東京電力本店(東京都千代田区)

 福島第一原子力発電所一から四号機タービン建屋海側の観測孔から、高い濃度の汚染水が観測されたことに関し、海洋への汚染拡大を防止する観点から海洋モニタリング調査を行なっている。原子力規制庁から、より包括的な調査を行うよう指示を受け、モニタリングポイントを増強したと発表した。汚染の拡大をより判別しやすくするように、モニタリングポイントを選んだという。正確なモニタリングポイント数の回答はなかったが、配布資料から読み取ると、陸上、海上合わせて17箇所のポイントに加え、新たに12箇所追加することが分かった。
 一方陸側観測孔の追加ボーリングは、シャフトドリルの破損により、一時作業が中断していたが、現在再開しており、来週あたりから分析結果が出てくる予定とのこと。

 一から四号機取水口内の海水のモニタリング結果は、トリチウムの値は6月21日採取分は1100ベクレル/リットル、6月24日採取分は1500ベクレル/リットルだと発表した。この結果に対し、東電はモニタリングを始めたばかりであり、より多くのデータが必要だと述べ、原因への見解を避けた。更に、汚染拡散を防止する遮水壁となる、鋼管矢板の設置工事を、本年4月2日から打設開始しており、このモニタリングポイントは遮水壁の内側となている。そのため、水が滞留しており、海洋の状態を正確に表わしていない可能性があると説明。モニタリングポイントを遮水壁の外側へ変更する考えを明らかにした。

 海水が閉鎖領域に滞留しているとはいえ、濃度が増加していることは、汚染水が流出している可能性があるといえるが、現状データ不足であり、即断はできない状況である。

 その他のプラント状況について、セシウム吸着装置(キュリオン)は現在停止しているが、より性能の高い吸着剤が開発されたため、今週から来週にかけ、新吸着剤の試験運用を行う予定である。共用プール内の燃料を乾式キャスクへ移動させる作業を本日6月26日から開始している。

 6月28日8時30分より、福島Jビレッジにてに、福島復興本社の第二回会議が開催され、冒頭および、会議終了後の記者会見の取材案内がアナウンスされた。


以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2013年6月26日
2013年6月25日

プレスリリース

2013年6月26日
2013年6月25日

報道関係各位一斉メール

  • (新着なし)

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

福島第一

写真・動画集

データ集

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「東京電力 記者会見 17:30」への1件のフィードバック

  1. うみぼたる より:

    おつかれさまです。
    東電会見で伝えられているかもしれませんが、1号機から4号機までの使用済み燃料プール内の核燃料の数は、事故後どのように測定したのか説明があったのでしょうか?
    フリーの村上さんが燃料プール内の燃料の数を尋ねたところ、事故前と同じ本数を東電が答えましたがどのようにして事故後プール内の燃料を数えたのか教えてほしいのです。
    意地悪な言い方ですが、私は燃料プールの燃料を確認できていないと思います。爆発で燃料が飛んでいるのではないかと考えています。もしも燃料が塊で飛んでいるならば、周辺地域の高線量の場所にそれらがあるのかもしれないし、燃料を徹底的に探さないといけないと思います。使用済み燃料プールの脆弱性をもっと疑問視してほしいです。
    現在、原発は大飯原発だけが動いていますが、日本中の使用済み燃料プールはすべて稼動しているからです。

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