「たいせつな私の一票」参議院長野選挙区立候補予定者に聞く 唐沢千晶氏・神津ゆかり氏 2013.6.16

記事公開日:2013.6.16取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)

 2013年6月16日(日)18時から、長野県松本市の中央公民館で、参議院長野選挙区の立候補予定者に話を聞く「たいせつな私の一票」が行われた。7月21日に投票が行なわれる参議院選挙に立候補予定の、唐沢千晶氏と神津ゆかり氏の2人は、それぞれ出馬に至った経緯を説明し、目指す社会のビジョンを語った。

※イベントは録画開始後30分ごろから始まります。配信状況により、録画が中断しております。何卒ご了承ください。

■Ustream録画(17:56~ 2時間9分)

  • 出演者 唐沢千晶氏(日本共産党長野県委員会若者・雇用対策室長)、神津ゆかり氏(フリーライター、環境・平和を考える「松本あかつぶ会」代表)
  • 日時 2013年6月16日(日)18:00~
  • 場所 中央公民館(長野県松本市)
  • 主催 たいせつな私の一票の会

 はじめに、神津ゆかり氏が「3.11以後、脱原発のためのイベントやデモに参加し、そこで多くの人と繋がった。自分の想いを伝えているうちに、複数の人たちから、参院選に出ることを提案され、それをきっかけに無所属での出馬を決めた」説明した。神津氏は「今まで、政治や選挙に無関心だった人にも、興味を持ってもらいたい。ひとりでも多くの人に関心を持ってもらいたい」と語った。

 続いて唐沢氏が、学校での非正規雇用職員の待遇改善に務めてきた自身の経歴を説明し、「私自身も年収150万円の非正規労働者であり、典型的なワーキングプアであった。格差と貧困が蔓延する社会を改善したいと思ったのが、活動の原点である」と述べた。その上で、自民党の憲法改正草案やTPPへの危機感を表明し、「断固反対していく」と述べた。

 唐沢氏は「国民を守り、権力者を縛るための憲法を、権力者が改正しようとするなど本末転倒である。また、原発事故で私たちが学んだのは、『原発と人類は共存できない』ということだったはず。増税や社会保障の改悪などの問題もあり、これ以上、国民の生活を破壊することを許してはいけない。あらゆる人と連帯し、世論を広めてゆきたい」と決意を述べた。

 質疑応答の中で、選挙の投票率の低さが問題として挙がった。唐沢氏は「一人ひとりの意識を、どのように変えていけるかが重要だ」とし、「当選できなかったとしても、選挙後の社会がどのように変化していくか、しっかり見ていきたい」と語った。

 参加者からは「市民運動という生温い活動経験では、政治は難しい。生きるか死ぬかの覚悟が必要である」との厳しい意見も寄せられた。また、「脱原発を掲げる候補者が2人立候補することで、票が割れてしまう」と懸念する声も上がり、プレ選挙が必要なのではないか、という提案も出された。

 神津氏は「私は、市民運動の中で生まれた人脈を通じて、想いを同じくする人の声を拡げ、世論を形成し、盛り上げていきたい。無所属だからこそ、できることがあると思う。フェアな社会を作るために尽力していきたい」と意気込みを語った。

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