2013年6月5日(水)14時より、原子力規制委員会田中委員長の定例記者会見が行われた。
7月18日から施行される新安全規準への適合審査は、一度に多くの申請が出されることが予想されるが、審査順序の選定規準は事前には公開しない、申請を受け取ってから考える方針を改めて示した。
2013年6月5日(水)14時より、原子力規制委員会田中委員長の定例記者会見が行われた。
7月18日から施行される新安全規準への適合審査は、一度に多くの申請が出されることが予想されるが、審査順序の選定規準は事前には公開しない、申請を受け取ってから考える方針を改めて示した。
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特に発言はなく、すぐに質疑応答に入った。
会見の直前に、東京電力より、福島第一にて地下貯水槽汚染水の移送先G6エリアタンクの壁面継ぎ目部より、3~4秒に1滴程度の漏えいがあったことが通知されたことに対し、それ以上の情報はないが、タンクのフランジ部分、継ぎ目部分から漏れることはよくあることではないか、増し締めすれば止まるだろうと述べた。
7月18日から施行される新安全規準への適合審査は、一度に多くの申請が出されることが予想される。審査チームは3班体制なため、審査の順序をつけて行うと思われる。その際の選定規準については、次長の定例ブリーフィングでも何度も質疑が繰り返されているが、この日も記者が同様の質問を行った。委員長は、事前には公開しない、申請を受け取ってから考えるという方針を改めて示した。
申請から審査開始まで時間差があることから、事業者が、新安全規準に適合する対策を完成させる前に申請する事も可能。しかし、実際に審査を速やかに行うためには、事業者がそれなりに準備して規制当局に協力する必要があると、釘を指す形で回答した。
緊急時モニタリングセンターがどのように設置されるかについて質問すると、緊急時に組織としてモニタリングセンターが立ち上がる、測定などのハード面の設備は、既存のオフサイトセンターなどを利用したいと回答した。
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関連資料
第9回 原子力規制委員会 配布資料