原子力規制庁 定例ブリーフィング 2013.5.24

記事公開日:2013.5.24取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

 2013年5月24日(金)14時より、 原子力規制庁にて 定例ブリーフィングが行われた。

 新規制基準に沿った再稼働申請が7月から始まるが、その手順に関する記者からの質問に対し、申請者=事業者が必要な書類を添付して申請する。更に具体的な審査の手順や期間は、申請を受けてから考えると回答した。審査の方法が大きく変わるため、手探り的に考えながら進める方針のようである。

■全編動画

  • 日時 2013年5月24日(金)14:00~
  • 場所 原子力規制庁(東京都千代田区)

 再稼動検討審査に必要な情報、資料を入手方法を記者が質問すると、申請を行う事業者が出してくるもの、それを基に審査するのが基本と回答した。情報が不足している場合は追加提出を要求し、実際に現地を調査することもあるだろうとコメントした。
 しかし、再稼働したい事業者が、都合のよい資料だけを提出する可能性が大きいなか、規制庁の姿勢に疑問が残る。

 敦賀原子力発電所は2号機直下の断層が活断層であるという評価結果が了承されたが、これは炉規制法の耐震指針に適応していない、違反した状態にあるということを述べた。これに関し、日本原子力発電(株)は個別抗議文書の送付や、公開質問状を送ったが、この日本原電から出された公開質問状には、個別には対応しない考えである。技術的な項目については、有識者会議で充分議論済、規制側の姿勢はよく説明したい。規制側は責任を持ってやっていると述べた。

 5月末から稼働する予定の規制庁ビルのERCは工程が遅れていると、記者の質問に回答した。見込みは不明、出来次第発表するとコメントした。

以下、原子力規制庁新着情報のリンクを表示。

2013年5月24日

2013年5月23日

2013年5月22日

2013年5月21日

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です