東京電力 「本賠償における請求書類の改善および賠償基準の一部見直しについて」に関する記者会見 2011.11.24

記事公開日:2011.11.24取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

 2011年11月24日(木)14時より、東京電力本店にて、「本賠償における請求書類の改善および賠償基準の一部見直しについて」に関する記者会見が行われた

 賠償請求書類が厚くてわかりにくいという声を聴き、かんたんガイドを送付、2回目用の書類一式できたのでお披露目、賠償基準見直しについて説明。全体の構成を見なおし、重複等々省いたと説明した。12/5から受け付け始めたい方針。補償基準は一年間一人あたり月10万円、避難所の方12万円になったことが分かった。

※映像記録はありません

▲廣瀬直己氏(東京電力常務/平成24年度第1四半期決算報告 記者会見より)

 個人向けは先般から説明しており、今日は法人、個人事業主向けの内容を説明。大きな見直しはないが、3ヶ月ごとのクリックな支払いと別に、資金ショートを防ぐため先立ってお支払いするシステムとした。

 個人の方からの請求はこれまで約2万件あった。

【質疑応答】

--精神的苦痛賠償基準が2月末まで延長したが、3月以降はどうなるのか

「まだ決めていない」

--未請求が2/3あるが何故と考えているか。金額に異議があるからではないのか

「請求するが今まだできないということが多い。仮払い金以下の請求も多く、一部異議もあるが少数と思っている」

--精神的損害が引き上げられ基準を上回るが、国の指針上回るもの設定は初めてか

「明らかに上回るのは初めて」

--精神的損害に対する賠償見直しでいくら位賠償額増えるのか

「正確には分からないが2月末まで変わらない仮定では増分半年で400億円」

--東電側が指針待たずに賠償進められるのか

「指針を待っているだけでなく、東電としての考え方を示す必要もある」

--概算払いのタイミングは?

「法人向けまもなく発送9,10,11月対象」

--実際の支払い状況は?

「2万件が届いた所で、機械に登録した数18000くらい、請求額の概算計算終わっているのが7000件、そこから3000件に合意書送り、1000件は合意がとれ振り込んだ」

--年末のタイミングについて

「年内間に合うようにしたい。JA宮城産に対するお支払い月内出来るかそれについては最大限努力してなんとかお約束守れるようやっている」

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です