東京電力 記者会見 17:40 2013.4.12

記事公開日:2013.4.12取材地: テキスト動画
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 2013年4月12日(金)、東京電力本店で、定例記者会見(17:40、2:23’)が行われた。

 移送水が漏洩した地下貯水槽No.3の配管接続部(フランジ部)を分解調査した結果、ガスケットのヤセ劣化により、接続部の密着圧が低下したことが原因だと判明した。ガスケットを新品に交換し、現地保安検査官立ち会いでリークテスト、問題なければ本日中に移送再開する予定。(23:00に復旧を確認した)

■全編動画

  • 日時 2013年4月12日(金)
  • 場所 東京電力本店(東京都千代田区)

 2号機トーラス室内部調査、水位はOP3260、水面に直上の雰囲気線量は134mSv/h。魚介類のサンプリングでは、港湾内で最大43万Bq/kg(Cs 134+137)、20km圏内では沖合3km付近で480Bq/kgが最高値だった。

 漏洩が発生したフランジ部を分解調査したところ、ガスケットやフランジそのものに、割れ、キズなどの異常はなかった。しかし、分解前にフランジの間隙を測定したところ、ガスケットが規定以上に押しつぶされおり、ボルトの締め付けがゆるい状態になっていた。そのために漏洩したと結論付けた。

 該当フランジのガスケットを新品に交換し復旧、本日4/12の21:56に移送を再開し、23:00に漏洩がないことを確認した。

 今回の漏洩原因を鑑み、他のフランジ部の間隙測定、ボルトのトルク確認を実施することにした。また、通水時にはビニール等で養生し、監視人、連絡体制を徹底舌上で、万が一の倍には即時停止が可能な状態にして確認を行うことにした。更に、30秒程度の寸動試験を繰り返した後に連続運転を行うことにした。

 また、地下貯水槽No.3, No.6からの移送は、5月~6月にG6タンクへ移送する計画だったが、緊急時の予備策として考えていた他のタンクへ急遽移送することにした。

 プラントの状況について、2号機トーラス室の調査を行った。建屋1階床面に穴をあけ、そこから内部調査、水のサンプリングを行う。線量の測定結果、最大値は水面直上で134.0mSv/hだった。水温は約25℃、水面はOP 3260、水位 5.3mに相当する。サンプリングした水の核種結果は未だでていない。尚、調査時の撮影動画を公開した。

 定例の魚介類の核種分析結果、今回の最大は 20km圏内では480Bq/kg(ババカレイ)、 港湾内は43万Bq/kg(アイナメ)だった。

 特定原子力施設に係る実施計画の一部補正について。原子力規制委員会に分割して提出しており、今回三回目の提出を行った。

以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2013年4月12日

プレスリリース

2013年4月12日

2013年4月11日

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