東京電力 記者会見 2013.4.5

記事公開日:2013.4.5取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

 2013年4月5日(金)、東京電力本社で、定例記者会見(17:30~、2:00~)が行われた。大きく3件のトラブルが発生しており、その内容について質問が続いた。

 4/4 5:23操作盤の誤操作によりALPSが自動停止、4/5 12:55頃ホウ酸水注入タンクのヒーターケーブル、端子台に焦げ跡を発見、4/5 14:27頃3号機SFP(使用済燃料プール)代替冷却システムが停止していることを確認。

 更に、会見中18:42に正門付近に設置した連続ダストモニタに本体機器異常の警報が発生、異常のリセット操作を行い、機器は復帰した。

■全編動画

  • 日時 2013年4月5日(金)17:30~
  • 場所 東京電力本社(東京都千代田区)

 多核種除去装置(ALPS)は連続運転試験中で、通常は免震重要棟にあるタッチパネル式の監視盤で操作、監視している。運転データを採取しようとした時、タッチパネルの誤操作により緊急停止したと説明した。操作パネルはタッチペンを使用する方式で、タイムラグが大きく、タッチペンで連打してしまったため、意図しない操作をしてしまい、結果として工程異常警報を発し停止した。装置自体に異常は無いため、リセット復旧している。

 ホウ酸水注入設備のヒーターの電源端子にこげが見つかったが、他の箇所の点検を行なっているときにたまたま発見した。したがって、いつから焦げ跡があるのかは不明である。該当のヒーターは稼働しており、焦げの発見後も稼働しているが、念のために別系統に切り替えている。原因は現時点では不明。

 3号機SFPの停電は、仮設メタクラのあるコンテナボックスに、小動物侵入防止のための、金網を設置工事を行なっているときに、誤って針金で短絡してしまい、遮断機が開放動作してしまったため。工事作業者が短絡させたことを認識しており、また電源設備の絶縁抵抗測定を行ったが異常がないことを確認後、冷却装置の再稼働を行なっている。再開後の運転状態に異常はない。

 18:29に正門に設置してある連続ダストモニタにて、本体機器異常の警報が発生したが、18:42に本体機器異常のリセット操作を行い、機器は復帰した。

以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2013年4月5日

2013年4月4日

プレスリリース

2013年4月5日【報道関係各位一斉メール】

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

お知らせ

2013年4月5日

2013年4月4日

2013年4月3日

福島第一

福島第二

写真・動画集

2013年4月5日

2013年4月4日

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です