2013年3月19日(火)14時より、原子力規制庁庁舎で田中俊一委員長による定例会見が行われた。東京電力福島第一原発では18日の夜に発生した停電により、使用済み燃料プールの冷却システムが止まっており、この問題に対する規制庁の見解や対応に注目が集まった。一連の問題に対して田中委員長は対応が遅かったのを認め、現在も引き続き原因調査を進めていると述べた。
(IWJテキストスタッフ・阿部光平)
2013年3月19日(火)14時より、原子力規制庁庁舎で田中俊一委員長による定例会見が行われた。東京電力福島第一原発では18日の夜に発生した停電により、使用済み燃料プールの冷却システムが止まっており、この問題に対する規制庁の見解や対応に注目が集まった。一連の問題に対して田中委員長は対応が遅かったのを認め、現在も引き続き原因調査を進めていると述べた。
■会見者 原子力規制委員会 委員長 田中俊一
会見開始直後に「昨日発生した福島第一原発の電源系トラブルについて、東京電力から規制庁への連絡・発表までに3時間以上かかっている点について、東京電力の対応を委員長はどのようにお考えか?」という質問を受けた田中委員長は「「詳しいことは把握していないが、一般論としては少し遅いと感じる」と答え、改善の余地があることを認めると同時に反省の意を示した。停電の原因については調査中で、復旧作業は順次進めているものの具体的な目処は立っていないとのこと。停電に対する今後の対応策としては、現在進めているバックアップ電源の整備などを徹底していくという方針を明らかにした。
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