2011年04月11日(月)、東京電力本社で、記者会見（17:30～、0:48′）が行われた。

　4月11日17時16分頃福島県浜通から茨城県南部で震度6弱の地震が発生し、原子炉への水注入ポンプが一時停止した。続いて震度5弱の地震が発生、現場の状況について発表した。

4月11日

17:16　東北地方で地震発生。　震度6弱の地震を福島県浜通、茨城県南部などで観測。
　　　福島第一のモニタリングポストは変化なし
　　　地震発生に伴い現場作業員は退避命令。退避先は免震重要棟。退避理由は地震。

17:26　別の震度5弱の地震が発生。震源は極浅く、震源地は福島県浜通、M5.6。
　　　 炉心への流量計は監視できない状態
　　　 外部電源モニタリングポスト、パラメータ等に一切の異常なし。
　 　　福島第二で観測、最大加速度垂直69.4水平67.2ガル

17:27　福島第二　作業員の退避完了。第一は人数確認中

　　　原子炉への水注入に使っている外部電力が遮断。今後消防ポンプに切り替える。

　　　 東北電力管内の東北原子力線という系統が停電。ここから受電していた１～３号機が停電し、
　　　 原子炉への注水が一時的に停止中

17:56　第一123号機の注水ポンプが受電再開

　　　柏崎では運転中の1567号機に異常なし、運転継続
　　　 窒素ガス封入装置も停電のため停止しているが再開を予定

18:04　注水ポンプ、1～3号機すべて再開

18:10　第一の作業員退避完了。けが人はなし。

（この後、19:30からこの地震の影響関する記者会見を開催する予定）