東京電力 記者会見 17:40 2011.3.29

記事公開日:2011.3.29取材地: テキスト動画
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2011年03月29日(火)、東京電力本社で、武藤副社長(当時)による記者会見(17:40~、0:54′)が行われた。

 武藤副社長は原子炉冷却のための海水注入の判断、指示の責任について明確な回答を避けた。事故対応に関する、人事配置、組織構成図が公表された。

■全編動画

 原子炉の冷却のために海水注入を行ったが、誰の指示、誰の判断責任で開始したのか、あるいは菅総理から指示が無ければおこなわなかったのか、という質問に対して武藤副社長は「まずは事態の収束が先決。安全確保に最大努力をしてきた」と明確な回答を避けた。配電盤のる建屋地下に汚染水が溜まっており、排水する手段、どこに排水するのか、といった点に質問があつまったが、回答で具体的な計画は引き出せなかった。炉内燃料棒の状況についても、「判断する情報がない、仮定の話になる」と述べるにとどまった。「冷却優先」と断言し質問は打ち切られた。人事配置、組織構成図が公表され、武藤副社長は「一員。本部内の対策本部の副本部長」との立場を表明した。

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