2011年11月25日(金)、自由報道協会の報道会見場で行われた、大間原発計画に関する記者会見の模様。
あさこはうすをルポし、「大間原発建設を何とか止めたいという思いで会見に臨んだ」という鎌田氏は、冒頭、あさこはうすと大間原発のこれまでの経緯と現状について説明した。
「あさこはうす」は小笠原氏の母・あさ子さんが用地を売らずに守ってきた土地で、一人の女性が原発建設に対し、いくらお金を積まれても譲らずにいる、極めて珍しい例である。
本来、原発とは安全な地形を想定し、設計図通りに建設するものであるが、敷地内にあるあさこはうすの買収がどうしても出来なかったため、建設会社は設計の変更を余儀なくされた。鎌田氏は、「原発は遠隔地、過疎地に作っているといっても、金さえあれば出来るというわけではない一例」と紹介した。