12月26日、衆参両院で自民党の安倍晋三総裁が首班指名され、安倍内閣が正式に発足した。2%のインフレターゲットを掲げた大幅な金融緩和、10年間で200兆円の公共投資を行なうという国土強靭化計画など、デフレ脱却に向けた経済政策、いわゆる「アベノミクス」が注目を集めている。しかし、前号でもお伝えしたように、安倍政権の真の狙いは、間違いなく憲法改正である。
安倍政権は、来年の参院選までは、憲法、外交安全保障、歴史認識といった、イデオロギー的な方面で本音を出すこと無く、経済政策に集中する心づもりのようだ。そして、参院選でも勝利し、衆参両院で3分の2の議席を獲得した暁には、一気に憲法改正に持ち込もうという腹なのである。有権者は、憲法改正の意図が、安倍政権の中に常に内蔵されていることを、知らなければならない。
IWJでは、衆院選の投開票を前にした12月12日、自民党の憲法改正草案がはらむ問題点について、NPJの澤藤統一郎弁護士と梓澤和幸弁護士にお話をうかがっていた。
なお、この日私は、急性のウイルス性腸炎を患ってしまい、予定していたインタビューと、毎週レギュラー出演しているMXテレビ「ニッポン・ダンディ」を欠席することになってしまった。本来ならば延期をするところであるが、事態の緊急性に鑑み、代役として、IWJの平山茂樹記者にインタビュアーを務めてもらった。今回お届けするのは、そのインタビューの模様である。
本日12月28日(金)、澤藤弁護士と梓澤弁護士に、私が再度インタビューを行なう。14時半からCh1で → http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1 是非、多くの方にご覧いただきたい。
(続く)
現在、過去全てのメルマガ「IWJ特報!」をサポート会員向けに公開しています。また、最新号をご覧になりたい方は、まぐまぐとニコニコのブロマガで購読することができます。