2011年12月1日(木)14時、新党大地代表代行の浅野貴博衆議院議員が、自由報道協会(東京都千代田区)において、緊急記者会見を開いた。これは、「新党大地代表の鈴木宗男氏が6日に仮釈放される」と前日からメディアで報じられていることを受けて開いたもの。
浅野議員は、「(代表である)鈴木の身元引受人である夫人にも、代表代行である私にも、仮釈放の知らせが来ておらず、非常に当惑している」と話した。具体例として、時事通信が11月30日20時31分にリリースした記事を紹介した。「受託収賄や斡旋収賄など4つの罪で実刑が確定し服役中の前衆議院議員鈴木宗男受刑者について、関東地方更生保護委員会は30日までに、仮釈放を認める決定をした。12月6日にも仮釈放される予定。
決定は11月28日付」と記事を読み上げ、「非常に具体的な日程が挙げられている。このような情報は当局しか知りえない情報である。我々に対する正式な通知がない中で、なぜこのような報道がなされるのか。情報が漏れているとしか考えられない」と苦言を呈した。その上で、「政府や法務省の機密保持や情報管理体制はどうなっているかという異議を皆さん(マスコミ)に伝えたい」と述べた。
また、浅野議員は、法務省に問い合わせたことを明かし、「そのような方向で間違いないと思う」との回答だったと述べた。また、法務省に、「あなた方が漏らしているのではないか」と聞くと「我々は緘口令を敷いている」と情報漏洩を否定する返答だったと述べた。さらに、浅野氏は、「正式な通知はまだ来ていない」と述べ、「仮釈放はとても嬉しいが、今後、政府や法務省に対して情報漏洩の真相を追及していく」と話した。