「東京電力の虚偽説明による事故調査妨害」に関する記者会見 2013.2.7

記事公開日:2013.2.7取材地: テキスト動画
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 2013年2月7日(木)、東京都千代田区の衆議院第二議員会館で、「東京電力の虚偽説明による事故調査妨害」に関する記者会見が開かれた。東京電力が、虚偽の説明で国会事故調査委員会による福島第一原発1号機の現地調査を妨げたとされる問題について、元国会事故調査委員の田中三彦氏(NPO法人APAST副理事長)と、元国会事故調協力調査員の伊東良徳氏(弁護士)が、事件に至った経緯を説明し、「国会主導による早期の現地調査」の必要性を訴えた。

■ハイライト

田中三彦氏(元国会事故調査委員会委員)発言文字起こし

 よろしくお願いします。すでに新聞の報道もあるので、ご承知かと思いますけれども、私たちが考えている内容についての話をさせていただきます。

 まず、1号機の原子炉建屋の外観を皆さんにお示ししたいと思います。これから出てくる一連の映像・写真類は全て、東京電力がホームページ上で公開している写真を使わせていただいています。1号機の原子炉建屋の外観は、爆発直後、5階部分が吹き飛んでいます。現在は、(写真を示しながら)このようにカバーが掛かった状態です。実は、この2つの写真、爆発直後と、カバーが掛かった状態、これだけの違いで、今回の問題が発生しました。

 もうちょっと詳しく説明します。私たちが、事故調査として、調査原因などで目を付けていた場所は、4階部分です。そこを調査したいと思っておりました。4階には、復水器が2台あって、それが並んでいます。(写真を示しながら)この辺に、どうしても見たいものがあったのです。あとで詳しく説明します。それを、東京電力に申し入れたのです。

 東京電力は、すでに2011年の10月18日、1号機の原子炉建屋の中に入って調査をしており、そのビデオは一般に公開されております。今、こうやってキャプチャーをしてきましたけども、(写真を示しながら)これを見ていただくと分かるように、ここに非常に明るい光が当たっていますね。これは、とても懐中電灯で照らしている写真ではないことをまずご理解下さい。(次の写真を示しながら)これもそうですね。斜め左上から、光が差していて、こういう所に影を落としている。これは4階に自然光が当たっているように見えます。

 (別の写真を示しながら)一方、こういう写真を見ると、自然光とは思えなくて、人工的なライトを当てて調べている、と見ることができます。(次の写真を示しながら)これは、爆発をした1号機の4階に光が差している様子ですが、これは自然の穴ではなくて、爆発によって床が吹き飛んだあとです。床の底から自然光が漏れているように見えます。(写真を切り替えて)これは、大物搬入口です。縦横5メートルぐらいの四角い穴が、各階の床に開いています。大きな物を運び入れたいときには、ここの穴を通して、1階でものを入れて、そして5階にあるクレーンを使って、上まで揚げていきます。以上が事実です。

 問題は、これを撮ったのが2011年10月18日であることと、そして、東京電力が私たちに対して、虚偽説明をしたのはどの部分なのか、ということです。

(…会員ページにつづく)

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