第9回コスト等検証委員会 2012.3.14

記事公開日:2012.3.14取材地: テキスト動画
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(テキスト・遠田)

2012年3月14日(水)、合同庁舎第4号館で行われた第9回コスト等検証委員会の模様。

■議題
1.エネルギーミックスに関連するコストの検討について(報告事項)
2.発電原価について(討議事項)
3.社会的費用について(討議事項)
4.マクロ的なコストについて(討議事項)
5.その他詳細

■ハイライト

  • 日時 2012年3月14日(水)
  • 場所 合同庁舎第4号館(東京都千代田区)

 検証委員会は策定中の報告書について、国民から意見を募る「コールフォーエビデンス(Call For Evidence)」を昨年12月から今年2月にかけて実施。そこで得られた意見をベースに議論が行われた。報告書でエネルギーミックスの選択肢ごとに試算すべきとされた、系統安定費用の算出方法も検討された。

 多様な供給源を確保に向け、資源開発や輸入権益を保護するコストを「エネルギーセキュリティコスト」として、発送電コストに上乗せできるか否かについて意見が交わされた。委員からは「資金で解決できる性質の問題ではない」「コスト算出がそもそも難しい」などといった指摘があった。

 委員会終了後の会見で、国家戦略室事務局はエネルギーセキュリティコストに関しては報告書に記載しないとし、今後は同エビデンスで得られた知見や、原子力損害賠償費用などの新しいデータを報告書にどう盛り込むか、委員と協議していく方針を示した。

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