さようなら原発記者会見 2013.1.10

記事公開日:2013.1.10取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)

 2013年1月10日(木)14時から、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷私学会館で、「さようなら原発記者会見」が開かれた。安倍政権に対して、どのように脱原発運動に取り組んでいくか、をテーマに開かれた今回の会見では、「『さようなら原発』一千万人署名 市民の会」呼びかけ人である大江健三郎氏、鎌田慧氏、澤地久枝氏、落合恵子氏が、脱原発に対するそれぞれの想いを語った。また、2013年3月9日(土)に「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」を明治公園で開催することも併せて発表された。

■ハイライト

 鎌田氏は、今回の衆議院選挙で政権交代を果たした自民党によって、原発再稼働の動きが推進されていく点を危惧した上で、「声を上げて、統一した運動として脱原発運動を進めていく必要がある。原発の再稼働をすれば経済の問題は解決する、という期待感が高まっているが、原発は地域を崩壊させ、人間はおろか、小動物や昆虫等にさまざまな影響を与えた。速やかに脱原発を達成し、一方で、新たな産業を作っていくことが求められている」と述べた。

 大江氏は「選挙前には、2030年代までに、原発をゼロにするという日本人の総意が示されていたと思うが、今の政治家たちは、福島の事故などなかったのように、世界に誇れる新しい原発を作ろうとしているようだ」と指摘し、それに対して、選挙権を行使し、自民党の推進しようとしている原発、憲法改正にはっきりと反対の意志を示す必要性を語った。

(…会員ページにつづく)

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「さようなら原発記者会見」への1件のフィードバック

  1. 村上 より:

    「 さよなら原発」記者会見を拝見しました。それぞれのかたから熱い思いを語っていただき、感銘をうけました。安倍自民党政権が誕生し、原発の推進に加え、TPPの参加、インフレや中国政策などのみならず、憲法改悪など様々な面で、非常に危険で恐れすら感じています。中でも、原発・憲法はこれからの日本や世界に大きな影響を与えるものです。原発は、命にかかわるものであり、憲法は、人権や生き方に関するものです。
    今回の選挙結果は、とても残念ですが、7月に行われる参議院選挙は、より重要な意味を持ちます。今ほど、国民が目をさまし、真剣に考え、結束して自公や維新、みんなが進めようとする方針や政策にNOをたたきつける必要があります。
    皆さんのご意見に賛同し、応援していきたいと思っています。健康に留意しながら先頭に立って頑張ってください。

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