麻生太郎財務大臣兼金融担当大臣 就任会見 2012.12.27

記事公開日:2012.12.27取材地: 動画
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(IWJテキストスタッフ・野村)

 2012年12月27日(木)、東京都千代田区の財務省で、麻生太郎財務大臣兼金融担当大臣の就任会見が開かれた。 会見冒頭、大臣は1992年以来のデフレ不況からの脱却という、戦後初の経験となる対策にしっかり取り組みたいと所見を述べた。そのために、民主党政権が定めた国債発行枠44兆円にこだわらない財政出動、金融緩和、経済成長戦略を進める方針を明らかにした。また、日銀や財界との連携を図るために「経済財政諮問会議」を再開することも明らかにした。

■全編動画

  • 日時 2012年12月27日(木)
  • 場所 財務省(東京都千代田区)

 予算に関しては、来年1月半ばまでに補正予算案を作り、1月末に開催される通常国会に提出する予定であると述べた。景気に十分配慮した予算編成を目指す方針だ。消費税増税については、増税法案附則第18条に基づき、景気が上向かなければ増税は行わないことを明らかにした。また、自民党として新たな財政健全化目標を定めることも明らかにした。

 金融担当大臣としては、来年3月に期限が迫る中小企業金融円滑化法の再延長はないものの、企業によって柔軟に対応するよう市中銀行に指示していくと述べた。また、かんぽ生命やゆうちょ銀行による新商品販売の認可に関して、巨大な資金量の影響を配慮しながら審査する方針を明らかにした。

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