2012年2月27日(月)、文化放送にて「夕やけ寺ちゃん活動中」の生放送が行われた。
福島原発の構内は、今、どうなっているのか。2012年2月20日のIWJとニコニコ動画による共同取材で見えてきた、福島第一原発の施設内の様子を、岩上が報告した。
(IWJテキストスタッフ・荒瀬)
2012年2月27日(月)、文化放送にて「夕やけ寺ちゃん活動中」の生放送が行われた。
福島原発の構内は、今、どうなっているのか。2012年2月20日のIWJとニコニコ動画による共同取材で見えてきた、福島第一原発の施設内の様子を、岩上が報告した。
■イントロ
1号機から5、6号機までをバスの中から取材し続ける中、500マイクロシーベルト、1500マイクロシーベルトという高線量が続出して測定され、持ち込んだガイガーカウンターが警告音を鳴らし続けた。ピクニックでもできそうな穏やかな日とは対照的に、防護服とマスクで非常に動きにくく、息苦しい状態で、鳴り止まない線量計に示されるとてつもない数値に、脳が分断されるような状況だった。飴のように曲がった鉄骨が見えた。線量が高すぎて上がれない3号機は、足場を設置するところから復旧を始めている。たまった汚染水はドラム缶400本を超え、今後設置するスペースもないという状況に、さらなる地震や津波、事故などがあればどうなるのかと思った。今回インターネットメディアが入ったことで、映像を通して多くの人が取材を追体験することができた。なぜ、もっと早くに取材に入れなかったのか、東電の提出する限定的な写真など、断片的な情報ではなく、直接取材することで、確実に伝えられることがあるはずだ。
その他、環境省による飯舘村の放射線量の調査結果が、文部科学省の調査と食い違い、政府の定めた許容被曝量を超える地域が多く見られた件で、飯舘村の酪農家が、昨年11月末ごろ、国の除染事業を請け負った大成建設がモニタリングポストを高圧洗浄機などで除染していた、と伝えたことなどが話し合われた。