【緊急情報】接近する台風19号にご注意ください!! /IWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金を募集中です。被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。 2019.10.10

記事公開日:2019.10.10 テキスト
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 10月10日現在、過去最強クラスの大型で猛烈な台風19号が日本に接近中です。台風は12日午後には、東海から関東にかけて上陸する可能性が高まっています。

 気象予報士の三ヶ尻知子氏によると、とにかく勢力が強く大きいことが今回の台風の特徴で、9月に千葉県を中心に甚大な被害を出した台風15号は面積が12万平方㎞であったのに対し、19号は140万平方㎞と10倍以上であることから、広範囲で長時間にわたり「大荒れ」の時間帯が続くことが見込まれています。そのため、各地で甚大な被害がもたらされるおそれがあります。

 台風15号で大きな被害の出た千葉県では、1か月が過ぎた10月9日現在もなお、15か所で停電が続いています。

 また、台風の通過から3週間以上がたった10月初めに岩上安身が拡散したツイッター等をご覧の方はご存知かと思いますが、屋根が失われた住居において、ブルーシートの設置がなされず、雨が室内に降り注ぎ、部屋中にカビがはえ、そこで暮らすしかない人々の健康被害にも、重大な懸念が生じています。残念ながら被災地は復旧とは程遠い状態です。

 
「カビ10/1現在。私は千葉市被災者ですが南房総の被災者の方々のカビ健康被害心配です。入ると頭痛がします」

「実は、雨漏りは家屋を損壊させ、健康被害も生じさせる。だからこそ、台風の後に一刻も早くブルーシートを設置し、次の雨を防がなければならない。今日も千葉県内には、未だにブルーシートが設置されていない家屋が数え切れないほど存在している。もはや人災というべきものだ」

 台風15号は今も千葉県を中心とした被災地に深い傷跡を残したままです。

 復旧の遅れている被害地域に、「過去最強クラスの大型で猛烈な」台風が再び直撃すれば、生活は一層破壊され、健康被害も拡大することになります。

 微力ながら取材と支援活動の両立をおこなうIWJでは、この度の台風15号で被害に遭われた方々への支援金の募集を行っています。こちらは、通常のIWJの活動費とは別の募金口座になります。集まった支援金はIWJの被災地支援活動の費用に充当する他、責任を持って信頼できる寄付先に全額寄付いたします。IWJの通常の取材活動費には回しません。

◇台風15号被害者支援募金口座◇

楽天銀行 第一営業部
普通 7068848
株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 被災地救済のため、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 IWJでは2016年4月14日と16日に熊本・大分で発生した「平成28年(2016年)熊本地震」で被害を受けた九州に、「九州緊急特派チーム」を派遣。岩上安身の方針による、「現地で物資などを支援しながら取材もする」という活動を続けました。

 大災害を取材する時、取材する側も、「報道」とは何か、改めて問い直されます。目の前に「助けてほしい」と訴える被災者が存在するとき、その被災者に対して何も手を差しのべず、カメラを構えてマイクを突きつけ、「客観的」に伝えることが「客観報道」であり、取材対象者に対して直接手を差しのべないのが「取材の鉄則」であるとされてきました。

 被災者も人間であれば、報道する者もまた人間です。助けを求める人間を前にしたとき、人間としてどう行動すべきか。微力ながらも、まず人を助けるためにできることをしよう、と私たちは考えました。被災した「当事者」としての観点で取材と支援・救援を同時に実践するのが、「現地で物資などを支援しながら取材もする」というIWJの緊急支援取材スタイルです。

 熊本・大分大地震の時にもIWJの通常のご寄付・カンパとは別の「緊急募金口座」を開設し、ご寄付を募って支援物資を購入して現地に届けながら取材を行い、残金は現地できめ細かな支援活動を続ける団体に寄付させていただきました。

 今回行ったIWJの千葉県の台風災害の取材においても、「現地まで支援物資を運びながら取材もする」というIWJの「被災当事者」報道のスタイルを貫きました。

 IWJが報じた熊本・大分地震については、以下の記事をご覧ください。

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