2012年12月8日(土)21時から、福島県郡山市のコミュニティBoxぴーなっつで、せんきょcampふくしま主催による、「せんきょcampふくしまMTG」が行われた。20代の若い世代が選挙に興味を持ち、主体的に参加するためにはどうしたらいいか、について話し合った。
(IWJテキストスタッフ・荒瀬/奥松)
2012年12月8日(土)21時から、福島県郡山市のコミュニティBoxぴーなっつで、せんきょcampふくしま主催による、「せんきょcampふくしまMTG」が行われた。20代の若い世代が選挙に興味を持ち、主体的に参加するためにはどうしたらいいか、について話し合った。
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参加者の女性は「元々、日本の選挙は女性に選挙権がなく、男性の限られた人だけの権利だったが、市川房枝氏らが一生懸命運動して選挙権を勝ち取った、と聞いた。それで、自分も選挙に行かなければと感じた」と話した。
また、「今の選挙は、投票率の高い年配の世代の意見が反映されてしまう。若い世代が自分たちで変えていきたいと思っても、なかなか変えることができない」「ネット選挙を解禁にするなど、もう少し時代に沿った形で、若い世代が参加しやすくなるようにしてほしい」という意見も出された。
25歳の男性は「選挙演説を聞いていても、各政党の主張の差がよくわからない。選挙に出るにもお金がかかるし、誰でも立候補できるわけではない。議員は、選挙の時だけ頑張っているようにも感じる」と話した。
「今は、おまかせ民主主義。もっと国民が参加するために投票率を上げたい」という意見がある一方で、「若い世代の投票率が7%しかない現状。よくわからないまま投票している人がほとんどでは、国がよくない方向へ転ぶのではないか」という不安の声も上がった。さらに、「世の中を正しく見ている人に投票したいと考えるなら、自分たちも、きちんと対話ができる候補者を知る必要がある」と、その時の流れで安易に投票する危険性にも言及した。
「脱原発は選挙の争点だが、福島県の投票率が低いのはおかしい。震災や原発事故に苦しんでいる福島こそが声を上げて行くべきだ」「投票の数を増やそうと安易に言うより、自分の生活にもっと政治が密着しているという事を知ってほしい」という意見もあり、「ライブやトークイベントを通して、若い世代に選挙を身近に感じてもらえるようにしよう」という方向が示された。