日本共産党 上保まさたけ氏 街頭演説(東京8区) 2012.12.5

記事公開日:2012.12.5取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・@sekilalazowie)

 2012年12月5日(水)、東京都杉並区のJR高円寺駅南口で、日本共産党 上保まさたけ氏の街頭演説が行われた。

■全編動画

  • 日時 2012年12月5日(水)
  • 場所 JR高円寺駅南口(東京都杉並区)

【以下、全文書き起こし】

上保まさたけ氏「ご通行のみなさん、商店街のみなさん、こんにちは。日本共産党、衆議院東京8区候補、上保まさたけです。

 この、ちょうど杉並区で生まれ育った28歳の青年候補者です。現在も高円寺北4丁目に住んでいます。若い力を存分に発揮して、精一杯がんばります。どうか、みなさんのご支持、ご支援をお願いいたします。

 わたくし上保まさたけは、これまで世界一高い日本の学費の問題。そして、青年の労働実態を解決するためにがんばってきました。働きたくても、働く場所がない。一方で、働く場所があっても、襤褸のように使い捨てにされる。そうした事態が青年の中に広がっています。

 しかし、こうした青年の実態はこの日本社会の縮図です。青年だけでなく、この日本社会が支えてきた高齢者の見通しも本当に深刻です。無年金は増え続ける一方、そして、保険料は上がり続ける一方です。こんな政治を生きて、私たち青年は、希望の未来を描くことができないんじゃないでしょうか。

 こんな政治にもう黙ってはいられない。青年の夢と希望を奪う政治を変えたい。これがわたくしの立候補の原点です。わたくしは、これだけ国民のみなさんの生活が大変な時に、消費税の増税なんて冗談じゃないですよね、みなさん。わたくしが候補者になってから、訪問した商店のうち、もうすでに3軒が店をたたまざるを得なくなっています。不幸な状況を放置しておいたら、またその上に消費税の増税なんてしたら、この杉並から、商店街がなくなってしまいます。

 そして、この消費税の増税。わたくしが一番許せないのは、こうした商店のみなさんに消費税増税を押しつけながら、空前の儲けをあげている大企業や大株主には減税をする。そして不公平な中身になっていることです。こんな税制に、わたくしは、もう黙っているわけにはいきません。

 こうした税金の使い方を改めて、そして、税金の無駄遣いをなくせば、消費税の増税なんて必要はないんです。日本共産党は次の国会、議席倍増を目指しています。それを実現をして、消費税増税反対の政党と一緒に、消費税増税中止法案を提出します。それが提出すれば、増税を止めることができます。

 日本共産党の前進、大躍進で消費税増税にストップをかける。その戦いをご一緒に進めていきましょう。

 そして、原発をどうするかも、この選挙の大事な争点です。日本共産党は原発を速やかになくして、代わりに原発の40倍もの発電能力を持っていると言われる再生可能電力に切り替えていくことも提案しています。

 この12月、すごく寒くなってきましたね。この夏の猛暑がウソのようです。しかし、この猛暑でも原発に頼らなくてもやっていけたではないですか。原発をゼロにすることは十分可能なんです。みなさん、日本共産党、未来の政党は、即時原発ゼロを正面から言うことができないのでしょうか。原発ゼロの時期を10年、20年先送りをする。そして、再稼働を容認する。どうしてこんな態度になってしまうのでしょうか。

 それは、電力会社から政治献金を貰っているからです。日本共産党はこうした電力会社から、大企業から、企業団体献金、びた一文貰っていません。そして、政党助成金も受け取っていません。

 今度の総選挙、原発のまえに、汚れていない日本共産党が伸びてこそ、原発ゼロを実現する一番確かな力になります。どうかみなさん、消費税ストップ。原発ゼロの声を、どうか日本共産党に。そして、この上保よしたけに託してください。

 今度の総選挙、民主党にはがっかりした。でも、自民党にも戻りたくないというのが大方のみなさんの声じゃないでしょうか。そういった中で、新党がどんどん作られて、選挙目当てにくっついたり離れたりしています。毎日のように、政党の数、そして政策の中身が変わっていく。こんな異常な事態になっています。

 こんな正当かどうかも分からない新党に私たちの未来を託すわけにはいかないんじゃないでしょうか。マスコミでは、第三極と報じられています。有り難うございます。しかし、政策の中身を見ていると、自民党や民主党となんら変わらない政治の中身が並んでいます。

 大企業から政治献金を貰って、大企業の利益ばかりを追求する、そしてアメリカの言いなりになって、悪政を進める。こうした政治を根本から変えない限り、政治は変わらないんじゃないでしょうか。この新党、どうして、こんな自民党、民主党と一緒なんでしょうか。それは、メンバーを見てみたら、自民党や民主党から抜け出してきた人たちばっかりではないでしょうか。

 選挙の後に残っているかも分からない新党に私たちの未来を託すわけにはいかないんじゃないでしょうか。日本共産党は昨日今日できた政党ではないんです。90年の歴史持った政党です。しかも、日本共産党は90年間、一貫して国民が主人公の政治をぶれずに貫いてきました。

 悪政に反対をしてきただけでなく、どの問題でも、改革のビジョンを提案し、行動してきたのが、日本共産党です。今度の総選挙、わたくしが胸を張って訴えたいのは、日本共産党が伸びてこそ、政治を変える一番確かな力になります。

 どうかみなさん、日本共産党の議席倍増、大躍進で、国民が主人公の政治を実現しましょう。そのためにも、東京比例区での日本共産党の議席を2議席、3議席と増やしていただいて、そして、この東京8区では、わたくし上保まさたけをどうかみなさん、国会に送ってください。心からお願いをいたします。

 最後に、ここ東京では、東京知事選挙が既に始まっています。ありがとうございます。首都東京では、都知事選挙が既に始まっています。石原都政を転換し、そして、この東京から貧困と原発をなくす。そのスタートを切るために、どうか人権弁護士の宇都宮健児さんを都知事に押し上げてください。そのことを重ねて訴えまして、わたくし上保まさたけの訴えとしたいと思います。ありがとうございました」

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