2012年12月4日(火)夕方、東京都杉並区のJR高円寺駅前で、「今はひとり 山本太郎氏街頭演説」が行われた。「START! 原発廃炉、避難の権利」「STOP! 汚染食品、広域処理」「反TPP、反憲法改正、反増税」「表現の自由」等を理念に掲げる山本氏は、3.11以降の心境の変化、政治の動き、メディア報道のあり方等について語り、今後、国民として、どのような選択をするべきかを話した。
(IWJテキストスタッフ・富山)
2012年12月4日(火)夕方、東京都杉並区のJR高円寺駅前で、「今はひとり 山本太郎氏街頭演説」が行われた。「START! 原発廃炉、避難の権利」「STOP! 汚染食品、広域処理」「反TPP、反憲法改正、反増税」「表現の自由」等を理念に掲げる山本氏は、3.11以降の心境の変化、政治の動き、メディア報道のあり方等について語り、今後、国民として、どのような選択をするべきかを話した。
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山本氏は「反核運動が始まったのも杉並。杉並区は嫌なことを嫌だという勇気をくれた」と切り出し、今の社会を変えるために、どういった闘いをするべきか悩んだ経緯を語った。また、「我慢できなくなったのは、野田さんの無理矢理な衆議院解散宣言の後。テレビから流れてくる情報は、自民党、民主党、公明党、維新の会だけだった。僕たちが、脱原発運動をする中で、先頭に立って一生懸命がんばってくれた議員さんや、党の名前は出てこない。この国には、これらの政党しかないんじゃないか、と思わせる報道しか流されていない」と、マスメディアによる偏向報道の問題点を指摘した。そして、誰に投票するべきなのかわからない人たちが、なんとなく自民、民主、公明、維新に流れてしまう可能性を危惧し、「これは洗脳であり、刷り込みである」と述べた。
また、立候補した動機については、「3.11以降、命のことを考える素敵な人たちが、日本中に沢山いることがわかった。この人たちの声を届けたい。自分自身が一歩前に出れば、報道されるかもしれないと思い、立候補した」と述べた。この選挙は「日本を売ろうとする者と、日本を守る者との戦いである」と話し、「山本太郎に投票するつもりのない方も、脱原発、反TPP、反増税、反憲法改正、最低限この4つをしっかり守る候補者、政党に投票してほしい」と訴えかけた。
続いて、今までの都政による400億円を超える福祉予算のカットについて、「一人で立ち上がる事が難しい人に充てる予算をカットした。一方で、築地の移転計画に4000億円も使っている。これを改めないと日本に未来はない」と述べた。
選挙戦初日を迎えた山本氏は「僕は正しい情報を伝えていく。これは命という原点に戻るための戦い。原発をなくし、TPPや徴兵制に反対する。僕たちの命は僕たちで守ろう。生きる権利を勝ち取るためにも、皆さんの力を貸してほしい」と呼びかけた。