2012年12月3日（月）、北海道札幌市中央区の狸小路で、「新党大地 鈴木宗男代表による街頭演説会」が行われた。鈴木宗男代表と清水ひろやす氏は、消費増税反対、TPP反対、脱原発、国民生活のライフライン保全、サハリンから天然ガスの誘致、スポーツ医療や観光事業促進で雇用創出などの政策を訴えた。

• 日時 2012年12月3日（月）
• 場所 狸小路（北海道札幌市）

　 冒頭、鈴木氏は、直前に日本未来の党の小沢一郎氏から連絡があったことを話し、「新党大地と日本未来の党は選挙協力している」と述べた。

　 次に、笹子トンネル事故に触れ、「ライフライン、古くなったトンネル、橋、道路、上下水道や山などについて、防災事業枠を作る。国民生活のライフラインを守る事は、前回の選挙から、新党大地の公約のひとつである」と紹介した。そして、「自民党の国家強靭計画は旧来のやり方だ」と批判し、「今の現実にあった視点で、地域を活かし、雇用も創出する」とした。

　 続けて、鈴木氏は「若者は、将来を担う国の宝。今の、勝ち組がのさばる社会は真の公正ではない」と主張。「新党大地は、結党以来ぶれずに、北海道を一番知る党だ」と訴えた。

　 エネルギー問題は、日本にとって一番の課題とし、脱原発の具体政策として、サハリンから天然ガスのパイプを稚内、苫小牧までひき、苫小牧に一大エネルギー基地を作る、という構想に言及。「これを海底ケーブルで本州と繫ぐことも考える。この計画は5000億円で５年〜７年をかけ、技術的にも可能である。これによって電力の安定供給ができ、雇用も生まれる」と語った。

　また、北海道の大地を活かした観光を創出するため、主要空港に格安航空を就航させ、新しい観光の流れを作り、雇用を創出するとした。鈴木氏は「新党大地と一緒になって、歴史を作ろうではありませんか」とスピーチを締めくくった。

　 新党大地より、北海道１区で衆議院議員に立候補している清水ひろやす氏は、喘息患者でもある自身が、オリンピックで金メダルを取ることができた経験を交えながら、「地域医療の充実、スポーツと医療を結びつけ若者に夢を与えられる雇用創出、３〜５年間の法人税控除で企業や人を誘致し、地域活性化を行いたい」と訴えた。