中塚一宏 金融担当大臣 定例会見 2012.11.27

記事公開日:2012.11.27取材地: 動画
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(IWJスタッフ・八木)

 2012年11月27日(火)10時20分から、東京都千代田区の金融庁(中央合同庁舎第7号館)で、中塚一宏金融担当大臣定例会見が行われた。

 日本郵政グループのかんぽ生命保険が申請している新学資保険と、同グループのゆうちょ銀行による住宅ローン事業について、総務相などから月内調整を目途とする発言が相次ぐなか、中塚大臣は「審査は不十分。認可は出来ない」とし、金融庁としては、慎重な審査で臨む姿勢を見せた。

■全編動画

  • 日時 2012年11月27日(火) 10:20〜
  • 場所 金融庁(東京都千代田区)

 かんぽ生命保険が申請している新商品「新しい学資保険」について、22日の記者会見で、樽床総務相が「11月中の認可に向けて調整している」と発言したことに対し、中塚大臣は「金融庁の立場としては、審査を十分にしておらず、認可が出来るような段階ではない」と述べ、新商品の認可について慎重な姿勢を見せた。

 ゆうちょ銀行による新規事業である、住宅ローンの認可についても同様とした。両社の新規事業については、現段階では民営化委員会の意見を取りまとめた後、監督官庁として総務省と金融庁が最終認可をすることとなっている。

 国際的な金融規制の新たな枠組みである「バーゼルⅢ」の導入を、欧州が先送りする決定をしたことについては、「国際的な取り決めだから、それについては、ちゃんと実行できるように努力していきたい」と強調し、予定通りに来年度から「バーゼルⅢ」の導入をしていきたい意向を示した。

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