2012年11月22日(木)午後6時30分より、神奈川県川崎市麻生区の麻生市民館で、生田9条の会が主催する、「落合恵子講演会『いま、いのちから。2012 -あの日からのわたしたち』」が行われた。落合恵子氏は、社会の問題に声を挙げてきた自分の活動を、反省を含めながら振り返り、「右傾化する社会の中で、人権と憲法について危機感を持つ自分たちでも、気づかない偏りがないか。原発や憲法改悪に反対する運動が、反対する対象と同じ質を持ってしまっては、社会を変えることは決してできない」と語った。
(IWJテキストスタッフ・山之内/奥松)
2012年11月22日(木)午後6時30分より、神奈川県川崎市麻生区の麻生市民館で、生田9条の会が主催する、「落合恵子講演会『いま、いのちから。2012 -あの日からのわたしたち』」が行われた。落合恵子氏は、社会の問題に声を挙げてきた自分の活動を、反省を含めながら振り返り、「右傾化する社会の中で、人権と憲法について危機感を持つ自分たちでも、気づかない偏りがないか。原発や憲法改悪に反対する運動が、反対する対象と同じ質を持ってしまっては、社会を変えることは決してできない」と語った。
■ハイライト
作家として、社会問題に対してさまざまな働きかけを行ってきた落合氏は、これまでの自身の活動について、「二つの反省がある。ひとつは、良いことをしているという自己満足がなかったか。二つ目は、少数派であることに依存して、主張を理解してもらうため、どれだけの努力をしたか」と自戒を込めて述べた。また、「日本にある米軍基地の75%は沖縄にある。憲法、人権と言っている私たちのなかにも、偏りがないか。ここを問われている時代がきているのではないか」と話した。
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