2012年11月16日(金)20時から、東京都千代田区の自由民主党前で、自民党の推進してきた原発政策への総括を求める抗議行動が行われた。9月末に行われた自民党総裁選では、候補者5名すべてが、「これからも原発は日本に必要だ」とし、現に、今、安倍総裁は「政府が責任を持って再稼働をする」と公言している。しかし、自民党は、全国に54基の原発を作り、原発の安全対策への懸念が指摘されていたにもかかわらず、安全であると言い切ることで、対策を怠ってきた。今回の原発事故に至ってしまった責任の多くが自民党にあるといえるが、責任を取らず、総括もしていない。この日の抗議活動は、この矛盾に対する抗議である。参加者は最終的に70人を超え、これまでの自民党前抗議行動の中では、最も多くの人が集まった日となった。