2012年11月15日（木）、東京都千代田区の衆議院第一議員会館で、社民党の阿部知子議員の、緊急記者会見が開かれた。阿部議員は、社民党を離党したと明かし、新党結成に意欲を見せた。また、多党と合流する考えもあるとし、みどりの風、山田正彦議員との連携も視野に入れていると話した。

• 日時 2012年11月15日（木）15時
• 場所 衆議院第一議員会館（東京都千代田区）

　阿部議員は、８つの超党派で構成される「原発ゼロの会」の世話人を務めた経験から、政策の合意形成が重要だと感じたという。「今、社民党という立場で、ものを発信するよりも、もっと緩やかな軸に立って、国民の思いを受け止められる党にしたいと思った」と、離党の理由を語った。

　また、みどりの風とは政策や考え方が近いとし、「みどりの風は、環境や国土、人が大事にされる社会を作りたい、というメッセージを送っているのだと思う。緑の風への合流も考えている」との考えを述べた。

　さらに、相次ぐ民主党を離党する議員との連携も視野に入れているとし、「TPPに反対する山田先生と考え方も近い」「山田先生と連携したいと、私は思っている」とした。また、阿部議員は「原発やTPPに一石を投じ、もっと大きな流れにしたい」と述べ、反原発、反TPPを掲げて新党結成、他党との合流に臨む意向だ。