伊原木隆太 岡山県知事記者会見 2012.11.12

記事公開日:2012.11.12取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)

 2012年11月12日(月)、岡山市北区の岡山県庁にて、大西幸一氏、一井暁子氏、山崎俊一郎氏を破り、岡山県知事に初当選した伊原木隆太氏の記者会見が行われた。民間出身の知事として、岡山県を今後どのようにしていくかというビジョンが語られた。

■全編動画

  • 日時 2012年11月12日(月)
  • 場所 岡山県庁(岡山県岡山市)

 会見の中で伊原木知事は「石井前知事から引き継ぎをし、大変な重責を担ったと実感している。皆が笑顔でいられる岡山県を実現できるよう、皆さんと一緒に、一生懸命頑張っていきたい」と、新知事としての決意を語った。

 目指す知事像について質問された伊原木知事は、「民間の経験を生かして、大胆に取り組んでいきたい。後世の批判に耐えるような仕事をしていきたい」と述べた。どういう分野から取り組むのか、という質問に対しては、重要施策の一つである教育の問題を挙げ、「まず、教育現場の視察。関係者からの話を聞き、問題の把握をして、何をすべきか考えたい」と話した。

 財政問題については「社会保障費は、毎年20億から30億円、年度によっては50億円にもなり、職員の給料を平均7.4パーセント削減することによって、ようやく収支のバランスを取ってきたのが実情である。引き続き、徹底したコストや無駄の削減を行い、民間でできる事は、思いきって民間にお願いをしたい。厳しい中で、なんとか頑張っていきたい」と述べ、組まれた予算を全部使うという慣習を改め、工夫を忘れず、県民に必要な事業は何かを考えていく、という姿勢を示した。

 道州制については、「現時点で、良い悪いをひと言では言えない。県庁内でどういう議論がされてきたのかを勉強してから、踏み込んだ話をしたい」と述べるにとどめた。

 今回当選した理由を、「無難な選択ではなく、違うタイプの人間に任せたいという民意の表れ」と分析し、「混迷する中で、次の方向性を期待されていると感じている。4年間で変わったと実感していただける県政を進めたい」と話した。

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