東京電力 記者会見 11:00 2012.2.13

記事公開日:2012.2.13取材地: テキスト動画
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 2012年02月13日(月)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、0:20′)が行われた。

 2号機原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度計について、以前温度は上昇しているが、同じ高さにある他の温度計の値は30℃台に落ち着いており、総合的に見て計器故障の可能性が高いと判断した。電気抵抗測定、ケーブルルート測定を行い不良の原因を突き止める予定。

■全編動画

 福島第一原発・2号機原子炉圧力容器底部の温度計が高い値を示している問題で、東京電力は13日の10時、91.2度を示したことを明らかにした。この温度上昇の原因は再臨界ではなく、温度計の故障が原因である可能性が高いとの見方を示した。

 温度計故障の根拠は、3月12日15時30分から注水をおこなった際、問題となっている温度計の温度上昇が続く一方で、同じ高さにある他の2つの温度計は温度が低下傾向にあったことをあげた。加えて格納容器内のガスを抽出した結果、同容器内のキセノン135ガスが検出限界値未満であるため臨界には至っていないことをあげた。今後は、温度計故障の原因究明をおこなうとともに同容器に注水を続けるとした。

 問題になっている温度計の交換予定があるのかという記者の質問に東電は、人が入れる環境にないことなどを理由に温度計の交換は困難とした。


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