2012年10月12日(金)、東京都千代田区の民主党本部で、民主党 安住淳幹事長代行の定例記者会見が行われた。質疑応答では、党首会談の早期開催にむけた考えや、田中法相大臣が暴力団と関係を指摘されている問題について、特例公債法案の通過に向けての見解などを述べた。現在の政権運営を円滑に行うためには、与野党間の協力を重視したい考えを見せた。
(IWJテキストスタッフ・八木)
2012年10月12日(金)、東京都千代田区の民主党本部で、民主党 安住淳幹事長代行の定例記者会見が行われた。質疑応答では、党首会談の早期開催にむけた考えや、田中法相大臣が暴力団と関係を指摘されている問題について、特例公債法案の通過に向けての見解などを述べた。現在の政権運営を円滑に行うためには、与野党間の協力を重視したい考えを見せた。
■全編動画
冒頭大臣からの発言は無く、質疑応答のみの会見となった。
最初に、党首会談について、開催に向けた現在の見通しを聞かれると、「早い段階で、党首会談に向けて環境の整備をしていきたい」と述べた。続けて、その「環境の整備」について、どういう条件が整えば、党首会談に持ち込めるのかと質問されると、「臨時国会をどういう形で開かせていただくのかということについて、こちらだけでなく、野党側にも要望がある。お互い違うことを認め合って、調整をしていく」と述べ、臨時国会開催に向けて積極的な姿勢を見せた。
次に、田中法務大臣の暴力団との関係など、一連の問題について、辞任の必要はあるかという質問があがった。大臣は、「自ら説明責任を果たして、国民の皆様に納得していただく努力は必要」と述べた上で、「30年も前の話だと聞いている。その後一切そういう(暴力団との)関わりはないと報道もされているので、田中大臣の説明についてはもう少し確認したい」と語り、田中大臣の辞任の必要性については慎重な姿勢を示した。
2012年度補正予算の裏付けとなる特例公債法案が、今度の臨時国会で提出されるかどうかの質問では、「まずは復興予算の執行に必要な特例公債法案を通さないと、補正予算の話の前に、復興予算の地方を含めた執行抑制をやっていて、景気が底上げしていくわけがない」と述べ、与野党協力の上で第一に特例公債法案の成立を目指す意向を示した。