原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2012.10.3

記事公開日:2012.10.3取材地: テキスト動画
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(IWJ・大西)

 2012年10月3日(水)、東京都港区の原子力規制庁舎で、「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」が行われた。冒頭、この日の午前中に開かれた第3回原子力規制委員会で議題となった「特定原子力施設」の説明が改めて行われ、その後、質疑となった。

■ハイライト

 質疑では、現在青森県に建設中の大間原発について、活断層の調査予定があるのかを問われた田中委員長が、「早急に現地調査を含めた判断ができるように、準備していきたい」と述べ、調査の可能性があることをほのめかした。

 次に、再稼働の判断について、「安全性が満たされていないときには、稼働しないという判断を積極的に行うのか」と尋ねられると、すぐさま「あります」と答えた。しかし、活断層がある可能性がグレーの場合は、「そのときの状況で判断する」と述べ、言葉を濁した。

 また、「年度末に新たな安全基準の骨格ができた段階で、安全審査を行う可能性はあるのか」という質問に対しては、「非常に微妙」と答え、事業者からの申し出があれば受けていく意思があると述べた。しかし、その段階での審査はあくまでも事務的なもので、最終的には新しい指針に基づいて、法制化の後に結論を出すことを約束した。

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