「今度の選挙は、日本国憲法といのちがかかった選挙」―改選数4となった愛知県選挙区、改憲勢力を最小限に抑えることができるか?!共産党・須山初美候補の街頭演説 2016.6.25

記事公開日:2016.6.26取材地: テキスト動画
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(取材・IWJ愛知 萩原真二、文・西原良太)

 この参院選から改選数が1増えて4人区となった愛知県選挙区。定数4に対して民進党2人、自民党1人を含む与野党9人が立候補している。

 愛知県は旧・民主党時代から「民主王国」として知られており、これまでの選挙では、定数3に対して民進党(旧民主党)所属の候補が2人当選することが多かった。共産党は18年前の第18回参議院議員通常選挙において、選挙区での当選を果たしているほか、前回の参院選では惜敗したが、27万票余りを獲得し第4位となっている。

 増えた1議席を共産党が獲得するのか、6年ぶりに候補者を擁立した改憲勢力・公明党が獲得するのか。候補者の一人、日本共産党公認の須山初美(すやま はつみ)候補が、2016年6月25日(土)13時半頃より、名古屋市中区の万松寺交差点で街頭演説をおこなった。

■街頭演説

■名古屋市会議員・西山あさみ氏インタビュー

  • 弁士 本村伸子氏(日本共産党、衆議院議員)/須山初美氏(参院選愛知選挙区候補・新人)
  • インタビュー 西山あさみ氏(日本共産党、名古屋市会議員)
  • タイトル 参院選 日本共産党 愛知選挙区 須山初美候補 街頭演説
  • 日時 2016年6月25日(土)13:30頃〜
  • 場所 万松寺交差点 ダイコクドラック前(名古屋市中区)

 須山候補の応援にかけつけた本村伸子・日本共産党衆議院議員(比例愛知)は、格差と貧困を広げるアベノミクスを批判したあと、「この参議院選挙は平和憲法が問われる大事な選挙です。市民プラス野党を勝たせてください。いま、市民の皆さんが声を上げておられます。そのことは、政治を変える大きな希望です」と述べ、「安保法制に反対するママの会」メンバーの言葉を引用し、「私の一票には変える力がある、私たち主権者には政治を変える力がある」と、政治の転換を訴えた。

 続いて演説した須山候補は、憲法を守り、平和を守っていく決意と、アベノミクスにより広がった格差を是正していくことを訴えた。

 須山候補は演説の中で、自民党の改憲草案について、「憲法9条2項を丸ごと削除して、自衛隊を国防軍にするんだ、軍隊を持つんだと。そして緊急事態にはみなさんお一人お一人の基本的人権を制限できる、緊急事態条項を書き加えるんだと。戦時中、戦前の戒厳令のようだ」と批判した。

 経済については、「貯金がゼロだという世帯が、過去最大になっている。家計消費が戦後初めて2年連続マイナスとなっています。子供の貧困、貧困女子、困窮中年、下流老人など、いま、あらゆる世代が貧困と隣り合わせで生活しているのです」と述べ、アベノミクスで広がった格差を正していきたい、消費増税は延期ではなく中止、税金の集め方を変えるべきだとして、次のように訴えた。

 「増税するのであれば、タックスヘイブンに資産を移動して税金逃れをしている一握りの大金持ちや、貯め込むばかりで内部留保が何百兆円も超えている大企業の皆さんに、力に応じて負担してもらおうではありませんか」

 「大企業は中小企業よりも実効税率が低いのです。大企業には優遇税制があって、平均で12%しか法人税を払っていないのです。中小企業が平均20%ですから、大企業が中小企業並みに法人税を払えば、新たに60兆円の財源が生まれるのです」

 トヨタという、日本最大のグローバル企業を抱える愛知県において、大企業にこそ課税を強化し、中小企業と個々人への負担を軽減すべき、という主張が、堂々と貫かれていることに注目したい。貴重な外資を稼ぐ輸出大企業に対しては遠慮しなくてはいけない、という思い込みが、日本中のあちこちで「空気」を支配していないだろうか。そのような遠慮は無用なのだ、ということを、愛知での選挙戦は伝えてくれている。

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