2012年6月27日、大阪高裁内司法記者クラブで行われた会見の模様。
(IWJ大阪・松田)
2012年6月27日、大阪高裁内司法記者クラブで行われた会見の模様。
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田代政弘検事が不起訴処分となったことを受け、郷原信郎弁護士が大阪市北区の大阪高裁内司法記者クラブで会見を行った。
陸山会事件の捜査をめぐり、虚偽の捜査報告書を作成したとして告発された元東京地検特捜部所属の田代検事について、最高検が不起訴処分にしたことに、郷原弁護士は「検察不祥事への十分な説明になっておらず、効果的な再発防止策に全くなっていない」と批判した。
自身が弁護団に参加する大坪弘道元特捜部長の郵便不正事件との共通点について、故意ではなく過失であるという主張、検察上層部が虚偽の事実を把握していたこと、検察官の業務上の犯罪であるにもかかわらず捜査しなかった不作為などを上げ、「個人の問題ではなく、検察の組織体質がそのまま表れている」と指摘した。