東京電力 記者会見 2012.7.31

記事公開日:2012.7.31取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・寺下)

 2012年7月31日(火)、東京電力本店で、東電会見(18:00~、1:48′)が行われた。

福島第一原発事故の収集に当たる現場作業に18歳以下の作業員が含まれていた件で同社原子力・立地本部長代理の松本純一氏は、これまで2名であったことを明らかにした。

■全編動画

  • 日時 2012年7月31日(火)18:00~
  • 場所 東京電力本店(東京都千代田区)

 ウェブカメラ「ふくいちライブカメラ」設置場所を変更、鉛カバーによりAPD計測線量偽装対策として透明APDポケットを付けたタイベックを使用すると発表した。プラントの状況会見に続き、テレビ会議システム録画公開の方法について、当初5日間のみであったが現実的でないため、1か月に延長と発表した。また鉛カバーを線量計に被せて作業被曝の低減を図る問題に関して松本 本部長代理は、両胸に透明なビニールを用いたタイベックといわれる白作業服を着用することで、客観的に線量計に不作為がないことを明らかにすると述べた。採用の時期については未定。

 発災直後に本店と福島第一原発などの事業所間を結んで行なわれたテレビ会議の映像公開について広報部部長の寺澤徹哉氏は、当初予定していた公開期間を延長し、8月6日から9月7日に延長したことを明らかにした。
 一方で、東電会見に参加する記者からの要望であった2012年3月16日以降のテレビ会議の映像公開や公開期間の制限解除など、監督所管の枝野経産相が指示した報道との協議も行なわれない公開状況。1兆円の公的資金注入が決まった公的東京電力にかかわらず、相変わらずの隠ぺい体質、事実上の報道規制に関しては波紋を呼びそうだ。

以下、東京電力ホームページ 東日本大震災後の福島第一・第二原子力発電所の状況よりリンク表示

2012年7月31日

福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(午後3時00分現在)

福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ

福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について 【午後3時現在】

2011年度のCO2排出量およびCO2排出原単位の実績について

(コメント)原子力損害賠償支援機構による当社優先株式の引受けについて

魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>の訂正 -平成24年6月15日公表分-(PDF 76.3KB)

魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>の訂正 -平成24年6月8日公表分-(PDF 82.9KB)

福島第一原子力発電所映像配信用ウェブカメラ「ふくいちライブカメラ」設置場所の変更について(PDF 356KB)

魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(PDF 17.0KB)

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 91.0KB)

警報付き個人線量計を外部から視認できる方法の検討結果について(PDF 192KB)

「福島第一原子力発電所映像配信用ウェブカメラ「ふくいちライブカメラ」設置場所の変更について」

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