2015年5月18日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2号機の放水路で、全βの放射線量が急上昇したことが発覚。原因はまだわかっておらず、引き続き分析・監視強化とともに原因の調査を行う考えを示した。
2015年5月18日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2号機の放水路で、全βの放射線量が急上昇したことが発覚。原因はまだわかっておらず、引き続き分析・監視強化とともに原因の調査を行う考えを示した。
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2号機の放水路上流側でのサンプリング分析の結果、前回4月16日に全β1100Bq/Lが、5月13日に73000Bq/Lと急上昇した。5月15日にもサンプリング分析した結果、63000Bq/Lと高いままだったという。原因はまだわかっておらず、東京電力は引き続き、毎日サンプリング、分析を行い、監視強化とともに原因の調査を行う考えを示した。
問題の放水路は、通常運転時には冷却に使用した海水を、海洋に放水する水路。出口は港湾に面しているが、現在は土砂により閉じている。さらに、ゼオライド土嚢により核種を吸着することで、港湾への流出防止対策を施しているという。こういったことから、「直接外洋に出るものはない」「港湾内外の放射性物質の濃度も異常は確認していない」というのが東京電力の見解だ。
しかし、一方では”港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果”をみて「港湾内で時折高い値が出ていることは承知しているが、港湾外は大きな影響が出るまで変化していないため、港湾から外には出ていないと考えている」と言い、引き続き監視を継続して状況を確認していくとしている。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年5月18日
2015年5月17日
2015年5月16日
2015年5月15日
2015年5月18日
2015年5月15日